かーちゃんはつらいよ

施設入所した18歳そうちゃん(自閉症、最重度知的障害、強度行動障害、てんかん)のかーちゃんが書く雑記。

将棋とみゆみゆ

2017年06月22日 21時57分54秒 | みゆみゆとの生活
うちには、将棋盤がある。
ちゃんと、木のやつ。
学生時代、あまりに暇だったので買いました。
何冊か本を読んで、基本的な駒の動かし方とルール、守りの「美濃囲い」「穴熊」くらいは覚えました。
休みの日にNHKの対局をうだうだと見たりもした気がする。
(どんだけ暇やったんや。)

しかし、
才能がなかった。(アタマが悪かった、とも言うかもしれない。)
詰将棋のごく簡単な物でも全く解けるようにならず。
結局うちの将棋盤は「まわり将棋」と「はさみ将棋」専用になりました。

みゆみゆが児童クラブ(学童保育)に通っていた時、「将棋クラブ」に入れたことがありました。
1年間、やったかな?
ボランティアのおじいさんが教えてくれる、クラブ。
毎週、詰将棋の宿題を持って帰ってたっけ。

しかし、みゆみゆも。
才能がなかった。
思考という遊びに、興味が湧かなかったのかもしれない。
今ではもう、駒の動かし方さえ覚えていないと思われる。

ちまたのデパートでは、将棋盤が品薄らしい。
皆さん、お気を付けください。
好きなるかどうかは、その子次第です。
ハマらない子はハマりません。当たり前か。

みゆみゆは、何に興味があって、何に才能があるのだろう。
先日学校で書いてきた進路調査票は、こんな風になってた。

問1 将来なりたい職業または興味のある分野は何ですか?
 ・・・小説家、兼なにかの職業。興味のある分野は、「哲学」と「物理」。

問2 その夢を叶えるために、これまでにやってきたことは何ですか?
 ・・・歌と読書

問3 将来に向けてこれからやろうとしていることは何ですか?
 ・・・数学の勉強

みゆみゆ、取っ散らかり方がなかなかですな
とりあえず問2、「その夢を叶えるために」の部分を読まなかったと思われる。
じゃなきゃさ。「歌う哲学者、または物理学者」ってなに。
およそ、食べていける気がしませんが
あと問3、それは数学の成績がヤバいから、それだけではないか?

先日は「幼稚園の先生の、職業体験に行きたーい」と言っていて、
夏休みは「スーパーカミオカンデの合宿に行きたい」と言い、
毎日ネット小説を読んでいて、部屋が全く片付いていかないマイペースすぎるみゆみゆ。

何に向いてるんだろう、というよりも、
何ならやれるのか?と親は心配になって、
ついつい「まずは生活力をつけようか。」とガミガミ言ってしまうけど。
いろいろ経験して、自分にやれること、やりたいことを見つけていくしかない。
そのうち、「ほんとに好きだから何をおいても極めたい。向いてるかどうかは後から考える!」てくらい熱中できることが見つかればラッキーか。
それは、大人も中盤を過ぎてから見つける人もいるしね。

まあのんびりいきましょうか。
(と、自分にも言い聞かせる。)
さあ、どう生きていくかな。私もこの先。