かーちゃんはつらいよ

施設入所した18歳そうちゃん(自閉症、最重度知的障害、強度行動障害、てんかん)のかーちゃんが書く雑記。

歯医者さん

2018年10月30日 20時04分54秒 | みゆみゆとの生活
今日は2回目の歯医者さんでした。
前回とは違う先生。
変なとこから生えてる奥歯を見て、
「もう少し生えてきたら抜きましょう。」
「口を触られることや歯科の治療器具に慣れてもらうために、しばらく定期的に通ってください。」
ここまでは同じ。

さ、診察。
始まる前から、「おわったー おわったよー」とウソを言ってるそうちゃん。
ウソじゃなくて願望か。
「まだ、今からやるんだよー。お口の中見せてー。」と声を掛けてくれる先生。
さすが障害者歯科。根気強い。
器具を見せてくれながら、決して無理矢理はせずに器械で歯磨きしてくれました。
唾を吸う吸引器は、ガバッと起き上がって断固拒否したので、次回へ。
思ったよりも長い時間、寝転んで歯のお掃除をしてもらえました。上出来。

しかし、いずれ歯を抜くとなると、そのときは全身麻酔になるかなー、と先生。
てんかんがあること、睡眠時無呼吸があり麻酔時に気道が狭くなるおそれがあること、たくさん薬を飲んでることなど、そうちゃんには気がかりなことが多い。
抜歯の時には、今通ってる歯学部付属病院じゃなくて、総合病院の方が安心、とのことでした。

他院紹介…。
耳鼻科で大学病院をたらい回しされて結局断られたことを思い出す。
苦い思い出。
それが顔に出てたのかもしれない。
先生は、「『○○市民病院』は、障害者だからと門前払いすることはありません。今までにもたくさん自閉症の子の口腔外科手術をしてくれてます。」と説明してくれました。
それならよかった。ホッとした。

どっちにしても、当面は練習のために通うことになりそうです。
次回は2週間後。

11月は忙しい。
歯科、耳鼻科、小児科、児童精神科と、受診が4回もある。
病院連れていって学校まで送ったら、半日がかり。
昔に比べれば車の中でも随分おとなしくなったから楽だけどね。
近頃諸事情あり、みゆみゆの学校や塾への送迎機会も増えている。

こういうとき、どっちにしても常勤の仕事は続けられなかったなー、と思う。
共働きで子育てしてたときは、こどもの熱や行事の時に夫婦どっちが休むかで、たくさん喧嘩したなー。(遠い目)
今はほぼ私が対応してる。
でも、せっかくだから楽しまないとね。

明日は支援学校の参観。
今日は迎えに行ったとき、そうちゃんが「8!」と答えてたとこだったので、「算数楽しかった?」と聞いたら、
「すうがく!!」と言い直された。
こりゃ失礼しました。
一桁の足し算やってても、中学生は数学というのでした。


福祉事業所見学

2018年10月30日 08時34分56秒 | みゆみゆとの生活
昨日、市内の福祉施設へ見学に行ってきました。
就労B、生活介護、就労移行支援をやっている事業所です。
朝いちばん、9時に見に行きました。
若い方が多く、朝から活気がありました。
ラジオ体操したら、持ち場に移動して・・・
さ、お仕事!

荷物をリレー方式で運ぶところが、すごい。
連携作業で次々と重い荷物が運ばれて行きます。
その後、かぼちゃの種をくり抜いたり瓶にシールを貼る作業を、それぞれのペースでやっていました。

黙々と、生き生きと、働くおとな。
まぶしい。

障害があるとかは関係なく。
やりがいを持って仲間と共に働くと自然にいい顔になるのね、と思った。

そうちゃんの5年後・・・
想像つかないけどね。
けど、毎日行く場所があって、そこが居心地のいい場所で、やりがいが持てるお仕事ができたら。
そして仲間とおいしいお昼ご飯を食べられるなら。
最高だな。

昨日のニュースで、高齢者入所施設の事件が取り上げられていました。
入所者さんに信じられないような暴言を吐き、顔を叩いた看護師・介護士の話。
こういうニュースは、「胸が痛む」というのを通り越して、しんどい。
将来、いつかは施設入所するであろうそうちゃん。
何かあった時、誰が守ってあげる?

親の手を離れてからも、人と信頼関係を作れるように。
それが今の子育ての一番の目標です。
それに、就労先や住む場所は、環境としてとても大切だから、今から情報を集めていきたいと思う。
少しでも彼にとっていい環境を探してあげたい。
これまでにもそうちゃんはたくさんのステキな支援者さんと出会ってきました。
皆さん、「人として」子ども達と関わって下さっていると感じています。ありがたいです。

うん。百聞は一見にしかず。
今回、初めて事業所見学に行って、利用者さんの表情を直接見られたのが本当によかった。
まだ時間はたっぷりあるので、あちこち見学に行ってみたいな、と思います。