震災3年9月15日
年を取ると誕生日はあまりいい感じがしなくなる。なぜなら、そこで、一つ年を取り残された寿命は少しずつ減っていくからだ。だが、誕生日を祝うということは逆に考えると、今までこうして生きてこられたことに感謝する日でもある。考えようにより陽にも陰にもなるものだと思う。それだけ、精神は可塑性があるというものだ。ならば、陽に考えた方がいい。
昨日敬老の日の式典と余興を当コミュニティと自治会でやったが、その日をどれだけの人が感謝の気持ちで迎えてくれてただろうかと、疑問にもなった。我が町では77歳から敬老会式典の該当者となる。私もあと、11年である。残された月日を時々考えるといい年になったとつくずく思う。夕に感謝をし床につき両手を合わせ、朝に希望を持ち太陽の光に照らされる毎日がずっと続いていってほしい。そして、人は毎朝生まれ変わり誕生日を迎える。そうして、人生の道はできてゆく。ときたま、振り向きその道を見つめる自分、気を取り直してまた、前に進む。