コロナ4年10月11日(ウクライナ、ロシア戦争2年)
私はかねがね小学生の段階から義務教育に「けんこう科」という教科を入れるといいなと考えています。1年生は例えば食べ物の通り道を勉強する。2年生になれば消化という観点から胃袋の働きを考えたり体によい食べ物のお話。3年生は歯の役割、4年生は腸の働き、5年生は心臓の働き6年生は血管など…。
体系的に低学年から自分の体のことについて学習していくことは将来の健康維持のために非常に有効なことだと思っています。
そして、体の働きを医学ばかりでなく、食品や栄養の観点からも学ぶことができれば、これだけで医療費は減り、相当な健康知識が身につくはずです。まさに昔からいわれている医食同源です。
今の日本には残念ながら、このような仕組みはありません。医学の知識は医者が独占して持っています。このノウハウを大幅に国民にも幼いころから解放し、教育を進めれば、専門的な医学のことは分からなくても、自分の体についてわかることは小学生でもたくさんあると思います。
そのことについて、小さい頃から自分の健康に関心を持つことは将来、自分で生きる上でとても大切なことだと思います。自分の健康は本来自分が一番知っているべきですし、知っているはずです。そうすれば、何でもかんでもすぐ、医者にかかるという習慣は日本人にはなくなると思います。医療費の無駄も大いに省けるのではないでしょうか。
今の日本では医師と庶民の距離が遠すぎます。インフォームドコンセントという制度ができていますが、今のままでは、お医者さんの言いなりになってしまいます。大きな病気をすれば、医学の高度な知識は必要でしょうが、日常の健康を維持する程度なら、基礎基本をこのような低学年から体系的に学習し知識を増やしていけば、高校卒業の頃にはもう、相当な医学知識がついているものと思われます。まあ、医師会でこのような制度は反対が起こるかもしれませんが、よくよく考えれば、このように新しい教科を新設することは大きなメリットが国民にあるといえるでしょう。
そうすれば、今後は自分で相当な部分は自己管理できるのではないかと思います。自分の健康は基本的には自分で管理する方向が大切です。現状では病気かなと思うとすぐ、薬と医者通いになっていませんか。勉強ができないと、すぐ塾に行くような感じになっていませんか。もっと、国民は賢くならなくてはいけません。今は、情報があふれています。自分で考え気づき見つけることができれば、相当なことはできるはずです。医者と製薬会社の思うようにされていませんか。
「けんこう科」特設については文科省の英断に期待しているところであります。そうすれば、医療費の増大は大幅に抑えられます。やたらに医者にかからなくなるからです。もっと、薬以外の診察や医師への相談など患者とのコミュニケーションを大事にしていただけるとありがたいです。その為にもある程度の健康知識は誰もが持つべきでしょう。薬価基準もその方向にプッシュすべきです。
領収書の中身も点数は書かれていますが、その内容をもっと、具体的に患者さんに分かるように書き、それについて、どういうことをお医者さんが患者にしたのかを、詳しく説明する義務がありますが、いつも、その紙切れだけをもらうだけになってしまいます。
これからの医療は患者さんの幸せのために、どうあったらいいかという視点が大切です。医療の中心はあくまで、医者でなく、患者さん個人です。インフォームドコンセントという考え方がありますが、まだまだ、この制度はなじみがありません。もっと、医師会や国はこのことをPRすべきです。その為にも、国民にもある一定の健康知識が求められます。それが、新教科新設「けんこう科」なんです。
医学は専門的だといいますが、専門的なところも多々あるでしょうが、誰にも分かる基礎基本もあるはずです。その基礎基本を義務教育から学んでいけば卒業する頃には相当な医学の常識が身についていると想います。
小さいときから健康教育を受け、自分の体は自分で守るという習慣を身につけさせたいですね。
日本人は健康保険があることから、医療費が安いと言っていますが、実際はたくさんのお金がかかっているのです。今、1200円の治療費がかかったとします。保険証を使えば3割負担だったとすれば実際は4000円かかっているのです。そういうことが分かる為にもレシートには4000円(1200円)の表示が欲しいです。このようなレシートなら常日頃から保険を負担していることを自覚できます。医療費の無駄も省けます。
さて、世界でも今、健康の観点から、海外では日本食が注目されています。野菜や魚、発酵食品がたくさんあり、実に健康的です。地産地消という言葉もあります。最近私はこの日本的な食事があらためていいと思えるようになりました。酢の物や発酵食品も大いに食べたいと思っています。
さて、現代の医師の大半は、病気になったものを治すにはどうしたらいいかという、治療の観点で進められています。これは大いに問題です。病気にならないような健康状態を常日頃からどう構築していったらいいかに、日本の医療も大きく舵を切ってほしいですね。いわゆる予防の医療です。病気にならないためにはどうしたらいいか?という予防の医療がまず大切です。その後、発症した場合に治療になるのです。
薬は病気を治すのではく、症状を和らげたり表面上抑えたりするだけです。最終的には誰もが本来持っている自然治癒力こそ、最大の力になるのです。ここをまず、鍛えなくてはいけません。