薔薇一輪
一輪こその
美しさ
百万本の薔薇として
埋もれしまうのか
それとも一本の薔薇として
輝き続けるのか
人生あれかこれか
勝利の隠者として残るか
たった一本の薔薇
それは孤高ではなく
調和の中の一本
だから尊い
だから、その輝きは
群れの中にいながらも
周りを明るく照らす
百万本の薔薇
それは豪華さと圧倒的な力
だが、その中で一つひとつの声は
どこへ消えてしまうのだろう
個性は光
その一筋の光が
どれほど美しいかを知るのは
心を澄ませたとき
同じであることに
安心を求めるのではなく
違うからこそ響き合う
その調和が価値がある
たった一つの薔薇
その命を抱きしめ
私は何のために
咲き誇るのかを探す
旅人
生まれた理由を知ること
それが私の人生
それが自らの分前である
自分
百万本の薔薇に惑わされず
一本の薔薇に心を向ける
そんな生き方いい
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