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想い続けることができれば、その想いはいつか成就する

その日その日感じたことを詩、エッセイ、短歌、日記でつづります。野菜も育ててます。

野菊 詩

2024年12月31日 | 
野菊

畦道の片隅に
ただただ野菊は咲いていた
風に揺れながら
ただ静かに咲いていた

歩いている私に
薄紫の花びらは
そっと語りかけてきた

咲くための訳を
私に言うのでもなく
ただただそこにあるだけ

私が美しいと
想うことも知らずに

ただただ、今日も
咲き続けていた

季節の営みの中で
ただ、風に揺れ
咲いていた

多分来年もそこで
咲いているだろう
私と出会うであろう








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