前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

福井県長寿福祉課に要望

2009年03月11日 | Weblog
今日11日、福井県社会保障推進協議会の福井県への申し入れに参加しました。「医療、介護、福祉など社会保障行政に関する要請書」を提出し、やりとり。こちらは北出芳久代表委員、能登勝治事務局長らが鋭く追及。県側は高島善弘長寿福祉課長ら3名が応対しました。
   後期高齢者医療制度について、県は「負担が軽減されている」としたが、それでも市町からの協議会への回答では4000名を超える高齢者が保険料を払えていません。政府の軽減策がおわったらどうなるか。考えただけでもぞっとする。
   国保では、以前このブログでも紹介した共産党の小池参議院議員の質問主意書への内閣の答弁書をしめし、医療の必要な世帯から「申し出があった場合は短期保険証を発行する」よう市町に徹底するよう求めました。参加者からは、「福井市だけでも153件もある保険証の窓口留め置きを改善して」「鯖江市では医療を受けている老夫婦にたった1ヶ月の保険証しかわたさない。人道上も問題だ」など実態を紹介し改善の取り組みを求めました。その世帯が医療をうけているかどうかは、レセプトの請求でわかるわけですから、よりきめ細やかな相談体制が市町には求められます。
   介護保険では、「4月からはじまる要介護認定方式では現場が混乱する。国に凍結を求めて」と要望。県側は「制度変更で7割は変わらず、2割は重くなる」と答え拒否しました。しかし、石川県の医療機関などの調査でもサービスが大幅に低下する事例も指摘されています。厚労省のいうことを鵜呑みにしない行政が必要ではないでしょうか。
    また、県が積み立てている介護保険財政安定化基金が24億円も貯まっていることが明らかになりました。「保険料を値上げする自治体があるなかで、そういう基金も活用して保険料を引き下げてほしい」と求めましたが、企業の内部留保ならぬ、行政の内部留保も、この生活危機の時こそ活用すべきでしょう。

 

柳家さん八「大空襲夜話」

2009年03月11日 | Weblog
  「実録噺 東京大空襲夜話」。著者は柳家さん八師匠。新日本出版社。1400円(税別)。
を読んだ。
   谷中三崎の全生庵でひらかれる円朝まつりを観にいったことがある。落語家とファンの集会みたいで、屋台が並んでいた。福袋(扇子や手拭などがはいっている)の売り場に さん八師匠はいた。一緒に写真も撮ってもらったりした。ポーズをとっていただいてサービスしていただいたなあ。そのあたりに、歌丸が、小三治が、・・・と贅沢な空間だった。
もちろん、円朝のお墓にお参りし、著名な幽霊画も「拝観」した。
   さて、「実録噺 東京大空襲夜話」はさん八さんが東京大空襲を噺にしたもの。読んでも面白いが、ぜひ聞きたい。2004年につくった噺だそうで、これまで誰も演っていない、東京大空襲は10万余の犠牲者をだしているのに正面から扱った落語も講談もない、ということで一念発起されてつくられた噺。
  この本には演芸評論家の柏木新さん聞き手のインタビューもある。さん八さんの師の小さん師匠は、「料簡がでるから、心の悪い奴は芸もだめだ」と仰っていたとか。政治家もこころしなくてはいけません。
  さん八さんのエッセイも。そのなかで、共産党についても・・・・「親父が言っていましたよ。あの頃の共産党の幹部は、戦争反対と言って牢獄へ入れられちゃった。よっぽど勇気か確信があるんだ。たいしたもんだってね。」「共産党を支持する人がもっと減ったら怖いですね。そうなったらいい世の中にならないと思いますよ」。
   一読、おすすめです。(本当は生で聞きたいけど、、)