井上さとし参議院議員のメルマガ。田母神元空幕長が井上議員の追及に浜田防衛大臣が屈服したことに地団駄ふんで悔しがっている様子を紹介している。
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メルマガより・・・・・外交防衛委員会で浜田防衛相は、自衛隊統合幕僚学校の「歴史
観・国家観」の講座について、四月から始まる来年度前期学校では中止をする ことを表明しました。
昨秋の田母神元空幕長の侵略戦争正当化論文が大問題になったとき、田母神氏がこの講座を創設して自論を教え込んだことを暴露して世論を動かし、防衛相に「廃止を含めた見直し」を表明するまで追い詰めてきただけに、感慨深いものがあります。
防衛省としては「見直しの結論がでていないので、次回の学校では中止」というものですが、この講座創設の経緯や内容をみれば、廃止する以外にありません。
実は、田母神氏は最近出版した「田母神塾」という著作で、私の追及が政府を動かしてきたことに苛立ちをのべています。「私が航空幕僚長を解任されると、日本共産党の議員が国会で『歴史観・国家観』の授業ついて批判を始めました。そんな批判は麻生総理や浜田靖一防衛大臣が突っぱねてしまえばいいのですが、彼らは左翼議員の言いなりになってしまった。……まったくだらしない。浜田防衛大臣は、『歴史観・国家観』の授業を見直す意向を表明してしまいました。……左翼議員の追及ごときに右往左往し、自衛隊員の根幹にかかわる歴史観と国家観をゆがめてしまう…」というもの。
「左翼議員の追及ごとき」とは恐れ入りましたが、その追及が講座の中止に追い込んだことをさぞかし苦々しく思っていることでしょう。侵略戦争を正当化し、憲法を否定するような人々に、そう思われることは私の誇りです。・・・・・
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井上議員に軍配があがりました。
しかし、「歴史観・国家観」について彼は、「自衛隊員の根幹にかかわる歴史観と国家観」と述べていますが、いつからこのような認識が自衛隊のスタンダードになったのでしょうか。
もともと憲法違反の自衛隊だから、最初から憲法否定の「歴史観・国家観」をもっていたのでしょうか。
以前、「革新が与党の政権になったら当然その政権に従う」と述べた幹部自衛官が更迭されたことがありましたが、この対応は自衛隊の「クーデター」の可能性をしめしたものか、と批判されました。
また、以前は各党の安保外交政策をそれぞれの党の幹部が幹部自衛官に講義する機会があったようですが、現在はどうなっているのでしょうか。
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まったく余談ですが、かつてわたしの地域での防災訓練でのこと。「来賓席」でわたしの隣に座ったのは小松基地の司令。わたしが県会議員だというので「福井の西川知事は、国民保護計画に熱心ですばらしい。石川の知事にも福井を見習え、と言っているんです」と話しかけてきました。「当然自民党の議員」と思ったのでしょう。私が、「知事のすすめかたには疑問をもつ県民もいますよ」と返したら、怪訝そうな顔をしていました。この司令も田母神氏の後輩にあたり、論文応募の旗振りをしたのかもしれませんが。
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メルマガより・・・・・外交防衛委員会で浜田防衛相は、自衛隊統合幕僚学校の「歴史
観・国家観」の講座について、四月から始まる来年度前期学校では中止をする ことを表明しました。
昨秋の田母神元空幕長の侵略戦争正当化論文が大問題になったとき、田母神氏がこの講座を創設して自論を教え込んだことを暴露して世論を動かし、防衛相に「廃止を含めた見直し」を表明するまで追い詰めてきただけに、感慨深いものがあります。
防衛省としては「見直しの結論がでていないので、次回の学校では中止」というものですが、この講座創設の経緯や内容をみれば、廃止する以外にありません。
実は、田母神氏は最近出版した「田母神塾」という著作で、私の追及が政府を動かしてきたことに苛立ちをのべています。「私が航空幕僚長を解任されると、日本共産党の議員が国会で『歴史観・国家観』の授業ついて批判を始めました。そんな批判は麻生総理や浜田靖一防衛大臣が突っぱねてしまえばいいのですが、彼らは左翼議員の言いなりになってしまった。……まったくだらしない。浜田防衛大臣は、『歴史観・国家観』の授業を見直す意向を表明してしまいました。……左翼議員の追及ごときに右往左往し、自衛隊員の根幹にかかわる歴史観と国家観をゆがめてしまう…」というもの。
「左翼議員の追及ごとき」とは恐れ入りましたが、その追及が講座の中止に追い込んだことをさぞかし苦々しく思っていることでしょう。侵略戦争を正当化し、憲法を否定するような人々に、そう思われることは私の誇りです。・・・・・
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井上議員に軍配があがりました。
しかし、「歴史観・国家観」について彼は、「自衛隊員の根幹にかかわる歴史観と国家観」と述べていますが、いつからこのような認識が自衛隊のスタンダードになったのでしょうか。
もともと憲法違反の自衛隊だから、最初から憲法否定の「歴史観・国家観」をもっていたのでしょうか。
以前、「革新が与党の政権になったら当然その政権に従う」と述べた幹部自衛官が更迭されたことがありましたが、この対応は自衛隊の「クーデター」の可能性をしめしたものか、と批判されました。
また、以前は各党の安保外交政策をそれぞれの党の幹部が幹部自衛官に講義する機会があったようですが、現在はどうなっているのでしょうか。
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まったく余談ですが、かつてわたしの地域での防災訓練でのこと。「来賓席」でわたしの隣に座ったのは小松基地の司令。わたしが県会議員だというので「福井の西川知事は、国民保護計画に熱心ですばらしい。石川の知事にも福井を見習え、と言っているんです」と話しかけてきました。「当然自民党の議員」と思ったのでしょう。私が、「知事のすすめかたには疑問をもつ県民もいますよ」と返したら、怪訝そうな顔をしていました。この司令も田母神氏の後輩にあたり、論文応募の旗振りをしたのかもしれませんが。