前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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中国からの引き揚げ体験の漫画展。公共施設の耐震化こそ急げ

2010年10月20日 | Weblog
   昨日は、街頭宣伝や会合などでした。合間に県立図書館で開催されている「漫画展」をみました。これは、故・赤塚不二夫さんや、ちばてつやさんら漫画家が、中国からの引き揚げ体験を描いたもので、日中友好協会60周年記念企画。石子さんの解説がついていてその漫画の背景が理解できるようになっています。食べ物、夢、あぶない体験、こども目線の戦争観などじっくり考えさせられました。年配の方中心に足をとめて見入っておられましたね。

ぜひ多くのみなさんに観ていただきたいものです。無料です。
あわせて、白川静先生の部屋も観ました。ちょうど、使用されていた机や文具、カード、原稿なども多数展示されています。研究者の「執念」があふれる部屋です。

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NHK・・・・公共施設の耐震化達成 7割弱

  福井県のまとめによりますと、大地震などの災害の際に避難所や災害対策本部となる県内の公共施設は今年3月末時点で2045か所あります。このうち現在の耐震基準を満たしている建物は1407か所、全体の68.8%で、前の年度よりも4.6ポイント上がりました。これは、全国平均と比べ2.1ポイント低く、47都道府県の中の順位は前の年度の19位から21位に下がりました。残る31.2%の建物は、耐震基準を満たさず震度6強以上の激しい揺れで倒壊するおそれがあるということで、特に、学校や医療機関で耐震化が進んでいない傾向にあるということです。県は、平成27年度末までに県の施設については耐震化率を100%に、市や町の施設では90%以上とする計画です。県建築住宅課は、「厳しい財政事情で耐震化の工事が思うように進まない状況にあるが、なるべく早く耐震化を終えられるよう、努力していきたい」としています。・・・・・



「厳しい財政事情で・・・・」と行政はよく言います。では、再開発ビルや新幹線やダム計画などは「粛々と」すすめようとするのはどうしたことでしょうか。「財政が厳しいので、新たな開発や大型公共事業は先送りにして、まず住民の安全優先に施策をすすめます。その方が、地元の業者も潤います」と胸をはる首長はいないのだろうか。