前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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リニアで福井に北陸新幹線は不要?。元県庁幹部名の「怪文書」騒動

2010年10月22日 | Weblog
毎日新聞・・・・・・
  JR東海の計画では、リニアが開業すると、東京-名古屋は東海道新幹線の1時間40分から40分、東京-新大阪は2時間25分から1時間7分へと大幅に短縮される。東京-大阪が通勤圏となり、交通政策審議会の試算では、直線ルートで沿線企業に年8700億円の経済効果がある。東京-大阪の料金も新幹線より1000円高いだけで、移動時間ではほぼ同じ航空路線(普通運賃2万2600円)を大きく下回る。

 交通政策審議会は11年春をめどにリニアを国の整備計画に格上げするよう国交相に答申する見通し。整備計画として認められると、JR東海は14~15年に着工し、東京-名古屋を27年、名古屋-大阪を45年に開業する予定。JR東海は東京-名古屋のリニア収入を元手に大阪までの延伸に着手したい考えだが、全線開業時期の前倒しを求める声もある。・・・・・・・



昨日の新幹線福井延伸と在来線を考える会の会合で、リニアのことが話題になった。名古屋ー東京間が1時間も短縮されるのなら、いまの名古屋接続特急をきちんといかしていけば、17年後には、北陸新幹線計画の試算より随分はやく東京に着けることになる、と。特急をきちんといかしていくためには、金沢以西を凍結するのが一番だ、と・・・・。福井県としては、新幹線建設費と第三セクター化の巨額の負担を背負わずして、「利」を得る環境にはいったのかもしれないね。


もうひとつ、会議で大議論になったことがある。
それは、元県庁幹部の名前で国鉄労働組合北陸地方本部に、新幹線による「在来線の衰退防止の協議会」をたちあげるので参加してほしい、という文書がとどいたことだ。その意図をめぐって大議論。その場から、県庁の担当課に確認したが「関知していない」という。

そこで、元幹部に面会をもとめた。わたしが文書の内容で経緯をたずねると、「そんな文書はだしていない。まったく知らない」。
えっ!なんと、久々の「怪文書」でした。
中央官庁から福井県庁に赴任した幹部が、「福井は怪文書が多い県ですねー」と呆れていたことがあったが・・・・・。

       わたしたちが、新幹線延伸と在来線を考える会を結成したことにたいする「嫌がらせ」なのだろう。それほど、新しく誕生した県民運動にはインパクトがあるということでしょうね。