前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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衆議院解散、かねもと候補とともに街頭演説。福井の原発問題で大変お世話になった吉井議員が引退

2012年11月17日 | Weblog
  昨日は衆議院が解散されました。
  午前中は以前から予定していた県立図書館での文学館計画についてお話しをお聞きしました。ちょうど開館10周年だそうです。文学館をつくる予定箇所などを案内していただきました。現場をみると、イメージと課題がみえてくることもあります。

  解散の本会議をTVで見てから、北陸信越比例ブロックの候補者会議に参加し帰福した、かねもと幸枝候補らとともに福井市内3ヶ所で街頭演説をおこないました。かねもとさんは力をこめて、消費税、原発、TPP問題などを訴えました。通行人やお勤め帰りのみなさんからも激励をいただきました。

  その後は、福井県庁・関電前での原発ゼロめざす金曜日行動に参加しました。


  ところで、今回引退される議員のなかに、福井のわたしたちが特別にお世話になった吉井英勝衆議院議員がおられます。福島原発事故のような全電源喪失・炉心溶融事故がおこることを国会で厳しく指摘してきた議員です。
  原子力問題の専門家として、相次ぐ福井県内の原発事故調査の先頭にたたれて、どの党よりもはやく現場に入られていました。また、学習会などの講師も数多くつとめていただきました。
  私が、嶺南で勤務していた時に、関電美浜原発2号機の蒸気発生器細管破断事故がおこり、日本ではじめて緊急炉心冷却装置が作動した事故がおこりました。ごいっしょに調査に入り、中操で水温変化のチャートをかざして微妙な温度変化があったことなどを指摘し、「生データが大切だ」と語られました。
  またいまではラムサール条約に登録された中池見湿地に、当時の敦賀市と大阪ガスがLNGタンクの基地をつくる計画が発表されました。この計画の問題点なども教えていただきました。
   個人的にも落選後、「原発県で共産党県議がいるといないでは大変な違いだ。なんとしても議席を奪還してください」と激励もいただきました。
   吉井さん、ほんとうにいろいろありがとうございました。
お元気で、今後とも福井と日本の原発問題のために、お力をお貸しいただきたいと思います。

  以下、赤旗です。


■日本共産党の志位和夫委員長が10月16日の党国会議員団総会で、引退する吉井英勝衆院議員に送ったあいさつは次のとおりです。

 今期をもって勇退される吉井英勝さんに、私は心からの感謝と敬意の気持ちを申し上げたいと思います。(拍手)

 吉井さんは衆参合わせて24年を超えて活躍され、あらゆる分野で重要な足跡を残されてきました。私も、中小企業の視察、あるいは原発の視察などをご一緒させていただいた、たくさんの思い出があります。とりわけ、原発の危険性について一貫して警鐘を鳴らし、追及を続けてこられたことは、この間の日本共産党の原発政策の発展の土台を築いたものであり、科学者でもある吉井さんならではの業績だと思います。今後ともお元気で日本共産党の前進のために力を発揮していただきたいという思いを込めて、心からの感謝を重ねて申し上げたいと思います。(拍手)


■日本共産党の吉井英勝衆院議員が11月16日の党国会議員団総会で行った議員引退あいさつは次の通りです。

 このたび古希を迎えまして引退を決意し、お許しをいただきました。本日をもって、42年間の議員生活を終えることになります。
 最初は大阪・堺市議で、28歳のひよっこの私を送り出し、育て鍛えていただいたのが堺市のみなさんでした。
 大阪府議会議員の時は堺市の泉北ニュータウンのみなさん、1988年の参議院大阪補選、衆議院選挙では大阪府全体のみなさん、旧大阪4区の時には東大阪、八尾、柏原、河南のみなさん、その後も九州・沖縄、近畿と本当に多くのみなさんのお力をいただいて議員活動を続けさせていただくことができました。改めてお礼を申し上げます。
 88年の参院補欠選挙はうるう年で2月29日が投票日でした。委員長が不破(哲三)さん、議員団長が上田(耕一郎)さんで、衆参議員が集まって歓迎会を開いていただいたときの喜びは今でも忘れることができません。
 最初に秘書になってもらったのは岡部さん、最後は薄木、向、佐田の三人のみなさんに、中小企業政策から産業政策、原発はもとより宇宙開発、武器輸出三原則など、様々な分野で誠実にがんばっていただきました。国会議員団や事務局のみなさんに改めてお礼を申し上げます。
 もうたたかいは迫っております。総選挙は目前です。参議院選挙も来年の夏です。私が最初に送り出していただいたときには、国会議員団は30~40名いました。今度は必ず勝ち抜くんだということで大奮闘していただきますこと、私も力を尽くすことを申し上げて、お礼のごあいさつとさせていただきます。