前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

南越前町「新幹線いいことない。在来線心配」。自然保護協会も新幹線ルートに異議。

2012年11月20日 | Weblog
   昨日もひきつづき総選挙準備の会合で情勢報告、打ち合わせ会議がつづきました。また、いよいよ12月県議会がはじまるので、県庁のみなさんから事前説明をお聞きしました。夜は、福井市9条の会の会合で、憲法めぐる総選挙情勢や、学習会の計画、宣伝行動の計画などを話し合いました。


   新日本婦人の会が、5日、新幹線問題で南越前町に申し入れをおこなったそうです。
その際、応対された職員の方が、「町にとっては騒音の問題が起きるだけで、何一ついいことがない。現在の駅はどうなるのか、在来線がどうなるかもわからず、心配している」と語られたそうです。
   沿線自治体でも新幹線駅のないところの本音ではないでしょうか。
   8000億円もの事業費での新幹線建設、そのうえ北陸本線の第三セクター化、・・・・・財政面でも、3セクの経営問題でも問題点が山積です。いまなら、引き返せます。

  さらに、新幹線建設による貴重な自然環境破壊の恐れがあり、日本自然保護協会が異議を唱えています。先日も書きましたが、ラムサール条約に登録された湿地破壊となれば、福井県は世界の非難の的になるのです。

  このような問題の多い新幹線計画の見直しを求めている政党は日本共産党だけです。福井から、北信越から衆議院議員が誕生すれば、見直し実現可能性がうまれます。がんばりましょう。

■福井新聞・・・新幹線の中池見湿地ルート変更を 環境省などに日本自然保護協要望 

日本自然保護協会は19日、福井県敦賀市の中池見湿地を通る北陸新幹線のルートが自然破壊につながるとして、環境省と国土交通省にルートの変更などを要望した。建設主体の鉄道建設・運輸施設整備支援機構が実施する追加調査をめぐっても、透明性を確保した上で科学的に行うよう求めた。

 ルートは8月末に公表。2002年に実施した環境影響評価の際の計画路線に比べ、150メートルほど湿地の内側に変更された。

 同協会の亀山章理事長らが両省に出向き「中池見湿地はラムサール条約に登録し、永続的に保全管理を世界に約束した地域。建設予定地は絶滅危惧種など希少種が集中して分布している」とし、ルートの変更などを要請した。

 要請後、記者会見した亀山理事長らは「建設工事で水系や地下水脈の変化が生じれば、湿地全体の環境維持に大きな影響が懸念される」と強調した。また、同機構が実施するとしている追加の環境調査について「十分に透明性を確保して、科学的に調査、評価をしてほしい」と訴えた。両省からは県や同機構に適切に指導したいとの答えがあったという。同協会は県や鉄道・運輸機構にも直接要望する考え。

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  井上参議院議員からの情報を読めば、民主、自民、公明で国会を破壊している様がよくわかります。赤字国債の自由化、年金削減、公務員退職金削減などなどがまともな審議なしに「一丁上がり」で解散へ。かつての自民党政権時代にもなかったような暴挙だそうです。
  国会破壊は国民の暮らし破壊へ直結です。

■井上さとし参議院議員・・・・それにしても総理が水曜日に解散を表明した後の二日間の国会は異常でした。 木曜には、赤字国債発行自由化法案、小選挙区制を固定化する衆院定数法案など 重要な法案を通すために、夜九時まで委員会審議。

 解散当日の金曜は、年金削減法案、国家公務員退職金削減法案、オーストラリ アとの軍事協力強化の法案などが、朝から衆参の委員会、本会議でまともな審議 なしに採決され、1日で成立。

 こんなやり方は前代未聞です。三党が合意すれば、国会のルールもすべて無視 ――三党談合どこか「三党翼賛」。政治の中身もやり方も古い自民党型政治を進 める勢力であることは明らかです。

 一方、「第三極」といわれる勢力はどうか。維新と合流した「太陽の党」が名前 を変える前の「たちあがれ日本」は、参院では自民党と統一会派でした。「小異を 捨てて大同につく」といいますが、大同とは自民党型政治に他なりません。

 日本共産党はこの間、この政治を転換する改革のプランを各分野で明らかにし、 その実現のために行動してきました。
 古い自民党型政治を続けるのか、「提案し、行動する党、日本共産党」の躍進で 根っこからの転換かが問われる選挙。議席倍増へ直ちに全力疾走します。