前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

無料低額診療について、薬局関係者が福井県と懇談。プルサーマル反対!

2013年06月28日 | Weblog
 昨日は、ご近所の方が亡くなられたので弔問。また、今日が土木関係、警察関係の委員会などでその準備やマスコミ応対などでした。また、志位委員長の参院選勝利決起集会の報告を視聴しました。

民医連の「保健共同企画ふくい」のみなさんが福井県に無料低額診療の相談にみえられ同席しました。いまおこなっているのは、松原病院と済生会病院だけで、しかも昭和30年代の登録、とのこと。受診患者の1割以上が低所得の該当者であることが要件ですが、その手続きのことなども県側もよくわからないとのこと。そりゃ、60年ちかく事務してなけりゃわからないでしょうねえ。
 今回の趣旨は、最近は病院と薬局の分離がすすんでいるので、薬局が無料低額診療の対象からはずれ、問題がおこる可能性があるということでの相談でした。医薬分業は最近の流れですから、法律そのものの見直しが必要です。金沢市などの中核市の市長会も政府に要望をだしているとのことで、福井県にも無料低額診療の院所の拡大と、薬局も対象とするように政府に働きかけていただきたい、と要望しました。

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 プルトニュウムMOX燃料が高浜原発に到着しました。
私が初当選の時が、プルサーマルを受け入れるかどうか、県議会でも大議論でした。
 奥山さんと私の共産党議員団は断固反対でがんばりました。地元の高浜町でも住民投票を求めるなど大きな住民運動が起こりました。

 福島原発事故でも、原発敷地の外で猛毒のプルトニュウムが検出されています。
事故などで空中へ飛散し、もし吸い込めば100%癌になるといわれています。
 かつて「プルトニウムは飲んでも大丈夫」などの宣伝がおこなわれていましたが・・・。
 
 プルトニウム燃料を燃やすように設計されていない普通の原発で使うことは許されませんし、使用済みMOX燃料はさらにひどいダーティプルトニウムとなり、処理不可能なものです。
  の世代にとんでもない死の灰を増やすことはもうやめましょう!
 
 以下、報道です。
■NHK・・・MOX燃料 高浜原発に到着

プルトニウムを含む「MOX燃料」と呼ばれる核燃料が、高浜町にある関西電力高浜原子力発電所に、フランスからの輸送船で27日朝到着し、船から燃料を降ろす作業が行われました。
MOX燃料が国内に運び込まれるのは、おととしの原発事故後初めてです。
「プルサーマル」に使うMOX燃料を積んだ輸送船は、27日午前7時ごろ、高浜町にある関西電力高浜原子力発電所の岸壁に到着しました。
発電所の職員らは、MOX燃料の入った輸送容器3基をクレーンで順番に船から降ろすと、国の原子力規制庁の検査官と県や町の担当者の立ち会いのもと、輸送中に燃料に傷などがついていないか確認していきました。
また輸送容器の付近では、放射線の測定も行われ、問題は見つからなかったということです。
使用済み核燃料から取り出したプルトニウムとウランを混ぜたMOX燃料を使う「プルサーマル」は、国の核燃料サイクルの柱と位置づけられています。
高浜原発や福島第一原発など4基で実施されましたが、おととしの3月の原発事故の影響で、4基は停止するなどしていて、海外からのMOX燃料の輸送も中断されていました。
しかし、ことし4月、受け入れ態勢が整ったとして、関西電力がフランスからの輸送を再開することを決めたもので、原発事故以降、国内の原発にMOX燃料が運びこまれるのは今回が初めてです。
関西電力は、高浜原発の3号機で、MOX燃料を使う考えで、7月、原発の新たな規制基準が施行されるのに合わせて、再稼働に向けた原子力規制委員会への申請を行うことにしています。

■NHK・・・MOX対応 県の反応

MOX燃料の到着について、県安全環境部の櫻本宏部長は「今回のMOX燃料輸送は、関西電力の責任において判断されたと理解している。燃料の輸送と発電とは完全に別の問題で関西電力から具体的な話も聞いていないので今後、どうするのか示してもらいたい」と話しました。
そのうえで、「県としては、今後、国がプルサーマルをどうするのか方針を明確にした段階であらためて検討したい」と話しました。