報道によれば、西川知事は世界的な原子力推進機関IAEAで、協力関係を一層強化すると強調し、「東京電力福島第1原発事故の教訓を世界に伝えることが日本と福井県の重要な役割」と訴えた、という。
福島原発事故の教訓は、多くの国民がのぞんでいるように原発ゼロ、ではないか。
教訓を世界に伝え、原発推進では、福島の被災者のみなさんの気持ちをおおきく傷つけることになるし、第二の「フクシマ」を準備することになってしまうのではないでしょうか。
昨夜は、共産党の集会が開催され、私はこの問題を報告し、県民世論と運動を盛り上げ、危険な原発推進県政を転換させよう、と訴えました。
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■福井・・・ 福井知事、原子力人材育成を強調 IAEA国際会議で講演
(2014年5月13日午後6時30分)
欧州訪問中の西川一誠福井県知事は現地時間12日、ウィーンで開かれている国際原子力機関(IAEA)の原子力人材育成に関する国際会議で講演した。原子力の安全な利用を促進するため、原発立地県としてIAEAとの協力を強化する意向を示し「世界の原子力人材の育成に積極的に取り組んでいく覚悟がある」と表明した。
県によると、日本の知事がIAEAの国際会議で講演したのは初めて。
国際会議は12~16日の日程でIAEA本部で開かれ、政府関係者や教育研究機関の有識者、電力事業者ら約340人が参加している。
知事は「原子力人材育成における福井県の戦略的国際協力」と題して講演。立地県としてこれまで独自の組織体制で原発の安全を厳格に監視し、日本のエネルギー政策に貢献してきたことを説明した。
10日の天野之弥事務局長との協議でIAEA主催の国際会議や研修の県内開催について合意したことにも触れ、協力関係を一層強化すると強調。「東京電力福島第1原発事故の教訓を世界に伝えることが日本と福井県の重要な役割」と訴えた。
原発の40年運転制限などの基準により廃炉が福井県の直面する課題となる中、廃炉技術に関する最先端の研究開発拠点を県内につくる考えも示した。原発を「重要なベースロード電源」としたエネルギー基本計画については、政府が国民に説明し実行する必要があるとした上で、電源構成のベストミックスなどの課題について「政府に提言する」と述べた。
知事は講演後、原発の再稼働に向け原子力規制委員会が透明性のある審査を遅滞なく進めるとともに「政府がエネルギー基本計画をしっかりと実行することが国際的な信頼につながる」と語った。
講演に先立ち、知事はIAEAの事務次長4人を表敬訪問。昨年10月に締結した原子力の人材育成に関する覚書に基づく協力事業について、今後事務レベルで協議し具体化していくことを確認した。・・・・・・・