前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

婦人団体との懇談会、福井県内の治安維持法の犠牲者についての学習会。福井地裁判決を無視する関西電力

2014年05月28日 | Weblog
 昨日は、福井県医療生協協同組合の大門和理事長のお父さんの葬儀に参列、婦人団体との懇談会、打ち合わせ、治安維持法での福井県内の犠牲者についての講演会などでした。
 婦人団体との懇談会では西村市議と私から議会で取り上げてきた内容などを報告。参加のみなさんからは、消費税増税や医療費負担、介護制度、市のガス代高騰、地域の公共交通の充実、原発福井地裁判決などなどたくさんの実情や、ご意見ご要望をいただきました。
さまざまなご意見ありがとうございました。
 いま、安倍政権はさらなる消費増税、医療・介護で国民の負担増大など推し進めようとしています。草の根の世論と運動で安倍政権をおいつめていきましょう!暮らしを最優先の政治を実現していきましょう。

 福井市内なら気軽にわたしたちがでかけて懇談に応じています。お気軽にお申し込みください。0776-27-1380

 昨年末に秘密保護法が強行されるなか、かつての治安維持法の犠牲を追悼し、人権蹂躙の過ちをくりかえさないとりくみが大事です。昨日は、治安維持法犠牲者に国家賠償をもとめている住民団体の村井慶三さんからお話をお聞きしました。
 これまで書かれてきた福井中学校長の息子で東大をでて労働組合で活動した大島英夫。妻、生後6ヶ月の娘とともに留置所に入れられ、あかちゃんは死亡・・・・
 大野 上庄村の加藤和光。芦原水道事件などで不正した村長を辞任に追い込むたたかい、しかし懲役刑。福井の陸軍特別大演習を前の大弾圧を逃れ、大阪へ。そこで特別高等警察の拷問により虐殺された。この年、作家の小林多喜二も虐殺。
 また、あらたな「発掘の成果」として松岡出身で東京の大崎無産者診療所で働いていた豊島まつ子さんについてのお話も。松岡の実家に帰省すると、「この戦争は間違っている。日本は必ず負ける」と話していたそうです。戦後すぐに共産党に入党され、大阪で活動されました。・・・・・

 福井県民に対してのこのような戦前戦中の国民弾圧の実態は、秘密保護法は廃止されなければならないことを私たちに教えているのではないでしょうか。解釈改憲で戦争する国づくりは、かつての国民の人権蹂躙の再現につながりかねないのです。

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 関西電力の八木社長は、「地元や国民の皆様に原子力発電の安全性や必要性をこれまで以上にしっかりと説明したい」と述べ、再稼動は福井地裁判決の影響はうけない姿勢をしめしました。
 このような「傲慢さ」は福島事故をまねいた「安全神話、傲慢さ」と通低するものです。


■NHK・・・大飯再稼動は2審判決前も

 大飯原子力発電所の3号機と4号機をめぐる裁判に関連して、関西電力の八木誠社長は、原子力規制委員会による安全審査などの条件を満たせば控訴審の判決を待たずに再稼働に踏み切る方針を明らかにしました。
大飯原発の3号機と4号機の安全性をめぐる裁判で、福井地方裁判所は、今月21日、再稼働しないよう命じる判決を出したのに対し、関西電力は判決を不服として名古屋高等裁判所金沢支部に控訴しています。

 これに関連して関西電力の八木誠社長は、27日の記者会見で、原子力規制委員会による安全審査や地元自治体の同意など条件を満たせば控訴審の判決を待たずに大飯原発の再稼働に踏み切る方針を明らかにしました。
その上で八木社長は、「地元や国民の皆様に原子力発電の安全性や必要性をこれまで以上にしっかりと説明したい」と述べました。
また、原子力規制委員会が鹿児島県の川内原発に続いて審査を行うことになった高浜原発の3号機と4号機について、八木社長は、原発の耐震性の確認などに少なくとも数か月かかるという見通しを示しました。

05月27日 18時47分