前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

明日、大飯原発運転差し止め訴訟判決。午後3時開廷。傍聴希望者は午後2時までに福井地裁へ!

2014年05月20日 | Weblog
 「福井から原発を止める裁判の会」(中嶌哲演代表)が福井地裁に提訴した大飯原発3,4号機運転差し止め訴訟の判決が明日午後に言い渡されます。

 2011年3月の福島原発事故後、はじめての運転差し止め原発訴訟の判決となります。全国からも注目が集まっています。

 判決は午後3時から福井地裁で言い渡されますが、傍聴抽選がおこなわれますので傍聴希望者は午後2時までに福井地裁においでください。
 判決の後、報告集会も開催され、弁護団、原告団からの報告がおこなわれます。

 これまで原発訴訟はほとんど住民側の負けでした。

 多くの国民の声、専門家の声を聞かずに、国や電力事業者の言い分を認めてきた司法の態度も、福島原発事故を招いたのです。

 あのような地震、津波と原発破壊・放射能汚染のリスクをゼロにできない以上、原発ゼロへの大きな決断を司法にも求めたいと思いますし、明日の大飯原発判決に期待したいと思います。

 住民側勝訴の判決がでれば、福島原発事故をうけてなお懲りずに原発推進にひた走る安倍政権と電力事業者、西川県政と県議会にとっての大きな打撃になります。一方、国民がのぞむ原発ゼロへの大きな一歩になります。

 ひきつづき、23日金曜日には金曜行動がおこなわれます。裁判の結果をうけて、午後6時から福井市中央公園での集会と福井県庁周回のデモ行進が計画されています。
明日の裁判傍聴・集会とともに、金曜行動にもぜひご参加ください。





 以下、報道です。

■福井新聞・・・ 大飯3、4号差し止め訴訟の行方 21日に福井地裁判決
(2014年5月20日午後5時05分)


  安全性が保証されないまま関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)を再稼働させたとして、福井県などの住民189人が関電に運転差し止めを求めた訴訟の判決が21日、福井地裁(樋口英明裁判長)で言い渡される。2011年3月の東京電力福島第1原発事故後、原発の運転差し止めを求めた訴訟の判決は初めて。

 関電は定期検査中の大飯3、4号機の再稼働に向け原子力規制委員会に審査を申請し、新規制基準に基づく審査が続いている。

 これまでの福井地裁での審理では、耐震設計の目安となる地震の揺れ「基準地震動」を超える地震が発生するかなどが争点となっている。

 原告側は、05年以降だけでも基準地震動を超える地震が、全国の4原発で計5件観測されていると指摘。大飯原発の基準地震動は、過去に発生した地震の揺れの平均から策定しており、過小評価していると主張している。「過去に日本で観測された最大の地震動である08年岩手・宮城内陸沖地震の4022ガル(ガルは加速度の単位)を想定すべきだ」とした。

 これに対し関電側は、同原発北西側の若狭湾に延びる「FO-A断層」「FO-B断層」と南東の陸側にある「熊川断層」の3連動を考慮しても「基準地震動(700ガル)より大きい759ガルとなる場合があるが、安全上重要な施設の機能は問題なく維持される」と全面的に反論した。

 このほかの争点は▽外部電源が喪失しても原子炉を冷却し続けられるか▽使用済み核燃料から放射能漏れが生じないか▽活断層や地滑りで敷地の地盤にずれが生じないか―で、主張はいずれも対立している。

 大飯原発3、4号機をめぐって、近畿の住民らが再稼働させないよう求めた仮処分の申し立てでは、大阪高裁が5月9日、「原子力規制委員会の結論より前に、裁判所が稼働を差し止める判断を出すのは相当ではない」などとして却下した。

 福井訴訟の原告団は「判決は仮処分の決定とは異なる。具体的な危険性について裁判所が判断すると確信している」との見方を示している。

 脱原発弁護団全国連絡会(事務局・東京)などによると、福島事故後、全国で住民側が提訴した原発の運転差し止め訴訟は少なくとも16件あり、いずれも係争中。

 全国の過去の原発訴訟で住民側が勝訴したのは、高速増殖炉原型炉もんじゅ(敦賀市)の設置許可を無効とした03年1月の名古屋高裁金沢支部判決と、北陸電力志賀原発2号機(石川県)の運転差し止めを命じた06年3月の金沢地裁判決の2例。ともに上級審で住民側の敗訴が確定している。

 ■大飯原発3、4号機■

 関電が所有する加圧水型軽水炉(PWR)。福島事故の影響で2012年5月に国内の全原発が停止後、全国で初めて同年7月に再稼働。本県などの住民は同年11月、運転差し止めを求め福井地裁に提訴した。13年9月に定期検査に入り現在は停止している。同年7月に施行された新基準のもとで再稼働に向けた安全審査が行われているが、基準地震動はまだ確定していない。

街頭宣伝、新幹線延伸を考える会、国民平和大行進実行委員会の要請行動・・・

2014年05月20日 | Weblog
 昨日は、金元書記長、山岡常任との街頭宣伝。集団的自衛権で戦争する国づくりへすすむ安倍暴走政権は「必ず転ぶ」と訴えました。このような消費税増税、医療介護年金は大改悪、原発再稼働、TPP,そして憲法9条解釈改憲・・・暴走車は止めなくては日本の国と国民生活が滅ぶことになりかねません。
 福井のJA会長も「解散総選挙を」と述べたそうですが、自民党を支持してきたいろんな分野で「自民党の公約違反、暴走」に対して怒りが拡がるのは当然でしょう。
 




 その後、新幹線福井延伸を考える会の会合で、今後の運動方向などを議論しました。
 
 午後は、国民平和大行進・原水禁世界大会実行委員会の山野さん、田島さん、岸下さんが福井県地域福祉課と福井県議会に、支援要請にみえられました。
 8月の原水爆禁止世界大会にむけて平和大行進がはじまっています。来年は核不拡散条約(NPT)再検討会議がニューヨークで開催されます。

 その後、共産党の会議や生活相談対応などがつづきました。


  それにしても、安倍暴走政権をささえる経済界。消費税増税ではたっぷり輸出戻し税の恩恵をうけているトヨタ自動車。
豊田章男社長は、5月8日の決算会見で「社長になってから国内で一度も税金を払っていない」と述べたそうです。
 自分たちはまともに税金も払わないで、消費税増税に苦しむ国民・中小業者を嘲るような「増税もまた楽しからずやだ」と宣伝しているとは許せません!
 安倍政権はさらに法人税減税?おかしいでしょ。

■佐々木衆議院議員・・・トヨタ自動車の豊田章男社長は、5月8日の決算会見で「社長になってから国内で一度も税金を払っていない」と述べたそうです。驚きました!
 営業利益が2兆2921億円で過去最高を更新したことを公表し「企業というのは税金を払うことで社会貢献をやっていくというのが使命だ」「納税ができる会社としてスタートラインに立てた」と述べたそうです。
 これまで、繰越欠損税制や連結納税制度などをフルに使って税逃れをしてきたということでしょう。税金も払わず「社会的貢献のできない会社」だったということを自分で認めたかたちです。
 ところがトヨタ自動車は、新聞広告で4月からの消費税増税で「節約は実は生活を豊かにするのだと気がつけば、増税もまた楽しからずやだ」などと述べているのです。
 自分は、税金を払わないが、庶民が払うのは「楽しからずや」だなんて、なんという言い方でしょうか。・・・・・・