前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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小児がん「風のかたち」上映会と、伊勢真一監督と聖路加国際病院副院長の細谷亮太医師のトーク

2014年06月01日 | Weblog
 昨日は、ひきつづき地域訪問活動や生活相談、また「小児がんの仲間たちの10年」を描いた「風のかたち」上映会と、伊勢真一監督と聖路加国際病院副院長の細谷亮太医師のトークをお聞きしました。「がんの子どもを守る会福井支部・のぞみ財団」の主催です。
 1999年から2008年まで10年間撮影をつづけたという取り組みにも驚きました。病院が取り組んでいるキャンプには10年で700人が参加したが、亡くなった子どもたちも多い。
 監督は、「子どもがひとつの夢をかなえていく、病気が治るとはどういうことか・・・長期的にみていく」と話しました。
職業の希望を聞くと、人の役にたちたい職業をいう子が多いという。「自分がよくしてもらった」「亡くなったほかの子のことも考える」といいます。実際映画では、看護師となって病院で働く女性の姿も描かれていました。
 映画では、細谷医師が、亡くなった子どもの名簿を大事に抱えて、お遍路にとりくむ映像も。
 キャンプなどで「病気になった子どもたちに力を」という取り組みとともに、及ばずに亡くなった子どもたちへの愛情も感じた映画でした。
 政治がなにか直接にできるわけではないでしょうが、ひとりひとりの命を守るために全力を尽くす医師、関係者をささえる医療制度、サポート体制の充実が必要です。もちろん、9条解釈改憲で戦争する国づくりは、対極の政治です。


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 それにしても、「日本国内では税金を払ってこなかった」と社長が述べているトヨタが日本の企業で利益トップ。このような企業のもうけをさらに拡大する法人税減税や消費税増税は本末転倒ですね。

 また、福島原発事故を起こした東電も利益は「好調」。3年以上たっても14万人ものみなさんが自宅に戻ることもできず、また、さらに多くの国民の苦しみがつづく。巨額の税金投入で損害賠償をさせながら、会社は料金値上げで好調な経営? 国民は納得できませんね。

■東洋経済・・・決算発表ラッシュが一段落し、主要企業の前期決算が出そろった。円安の恩恵もあって、企業業績は総じて好調。稼ぎ頭の1~5位は前年と同じ顔ぶれとなった。自動車などメーカー各社の好調ぶりが目立った一方、原発停止で赤字が続く電力各社を上回る赤字を出したのがエレキ大手。ワーストランキングに顔を並べる不本意な結果となった。・・・・・・
純益トップは前年に続きトヨタ自動車。北米や欧州が拡大。日本も後半挽回したうえ、円安の追い風も効いて営業利益は7割増の2兆2921億円となり、純益も1兆8231億円と過去最高益(08年3月期1兆7178億円)を更新した。ただし、株価は足踏み状態で、時価総額は20兆円の大台にあと一歩という水準が続いている。

 10位には意外な会社が入った。東京電力である。料金値上げが通期寄与し営業利益は1913億円(前期は2219億円の赤字)と大幅な黒字転換を果たした。原子力損害賠償費が想定より膨らんだものの、特別利益で原子力損害賠償支援機構資金交付金1兆6657億円を計上し、最終利益で4386億円が残った格好だ。今期の見通しについては、柏崎原発の運転計画が見通せないとして会社側は開示しなかった。ただ、特別利益の減少が見込まれるため、最終減益の見通しとなりそうだ。