前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

南越前町「新幹線いいことない。在来線心配」。自然保護協会も新幹線ルートに異議。

2012年11月20日 | Weblog
   昨日もひきつづき総選挙準備の会合で情勢報告、打ち合わせ会議がつづきました。また、いよいよ12月県議会がはじまるので、県庁のみなさんから事前説明をお聞きしました。夜は、福井市9条の会の会合で、憲法めぐる総選挙情勢や、学習会の計画、宣伝行動の計画などを話し合いました。


   新日本婦人の会が、5日、新幹線問題で南越前町に申し入れをおこなったそうです。
その際、応対された職員の方が、「町にとっては騒音の問題が起きるだけで、何一ついいことがない。現在の駅はどうなるのか、在来線がどうなるかもわからず、心配している」と語られたそうです。
   沿線自治体でも新幹線駅のないところの本音ではないでしょうか。
   8000億円もの事業費での新幹線建設、そのうえ北陸本線の第三セクター化、・・・・・財政面でも、3セクの経営問題でも問題点が山積です。いまなら、引き返せます。

  さらに、新幹線建設による貴重な自然環境破壊の恐れがあり、日本自然保護協会が異議を唱えています。先日も書きましたが、ラムサール条約に登録された湿地破壊となれば、福井県は世界の非難の的になるのです。

  このような問題の多い新幹線計画の見直しを求めている政党は日本共産党だけです。福井から、北信越から衆議院議員が誕生すれば、見直し実現可能性がうまれます。がんばりましょう。

■福井新聞・・・新幹線の中池見湿地ルート変更を 環境省などに日本自然保護協要望 

日本自然保護協会は19日、福井県敦賀市の中池見湿地を通る北陸新幹線のルートが自然破壊につながるとして、環境省と国土交通省にルートの変更などを要望した。建設主体の鉄道建設・運輸施設整備支援機構が実施する追加調査をめぐっても、透明性を確保した上で科学的に行うよう求めた。

 ルートは8月末に公表。2002年に実施した環境影響評価の際の計画路線に比べ、150メートルほど湿地の内側に変更された。

 同協会の亀山章理事長らが両省に出向き「中池見湿地はラムサール条約に登録し、永続的に保全管理を世界に約束した地域。建設予定地は絶滅危惧種など希少種が集中して分布している」とし、ルートの変更などを要請した。

 要請後、記者会見した亀山理事長らは「建設工事で水系や地下水脈の変化が生じれば、湿地全体の環境維持に大きな影響が懸念される」と強調した。また、同機構が実施するとしている追加の環境調査について「十分に透明性を確保して、科学的に調査、評価をしてほしい」と訴えた。両省からは県や同機構に適切に指導したいとの答えがあったという。同協会は県や鉄道・運輸機構にも直接要望する考え。

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  井上参議院議員からの情報を読めば、民主、自民、公明で国会を破壊している様がよくわかります。赤字国債の自由化、年金削減、公務員退職金削減などなどがまともな審議なしに「一丁上がり」で解散へ。かつての自民党政権時代にもなかったような暴挙だそうです。
  国会破壊は国民の暮らし破壊へ直結です。

■井上さとし参議院議員・・・・それにしても総理が水曜日に解散を表明した後の二日間の国会は異常でした。 木曜には、赤字国債発行自由化法案、小選挙区制を固定化する衆院定数法案など 重要な法案を通すために、夜九時まで委員会審議。

 解散当日の金曜は、年金削減法案、国家公務員退職金削減法案、オーストラリ アとの軍事協力強化の法案などが、朝から衆参の委員会、本会議でまともな審議 なしに採決され、1日で成立。

 こんなやり方は前代未聞です。三党が合意すれば、国会のルールもすべて無視 ――三党談合どこか「三党翼賛」。政治の中身もやり方も古い自民党型政治を進 める勢力であることは明らかです。

 一方、「第三極」といわれる勢力はどうか。維新と合流した「太陽の党」が名前 を変える前の「たちあがれ日本」は、参院では自民党と統一会派でした。「小異を 捨てて大同につく」といいますが、大同とは自民党型政治に他なりません。

 日本共産党はこの間、この政治を転換する改革のプランを各分野で明らかにし、 その実現のために行動してきました。
 古い自民党型政治を続けるのか、「提案し、行動する党、日本共産党」の躍進で 根っこからの転換かが問われる選挙。議席倍増へ直ちに全力疾走します。


原発問題と日本共産党、大飯原発を停止して徹底調査を。ダムと森林保水力

2012年11月19日 | Weblog
   昨日も、総選挙準備作業や会議、後援会のみなさんとの街頭宣伝などでした。街頭宣伝は、小雨降る寒い日でしたが、あたたかいご声援を各地でいただきました。ありがとうございます。

   対話のなかで、「共産党は原発反対はいっかんしていないのでは」と聞かれました。
概略を紹介しますと、おおもとの原子力基本法に国会で反対したのは共産党だけです。福井県で川西地域に原発計画がもちあがった時にたたかったのも共産党や平和委員会の先輩のみなさんでした。このように、スタート時点から明確な反対を主張しています。
  なによりこの原発集中の福井で、中川、栗田、西川の歴代原発推進県政を批判し、知事選でも県議会でもたたかってきたのは共産党だけです。他党は原発推進知事を知事選などでも応援してきました。
  政策のうえでは、「期限を定めてゼロに」との提案を、福島の現状、国民のみなさんとのたたかいのうえにたって「原発即時ゼロに」と発展させました。
  今度の総選挙は、原発継続・推進の民主・自民など VS  唯一、原発即時ゼロめざす日本共産党、の構図です。ガンバリマス。


   大飯原発の活断層問題を調査した専門家が規制委員会の手法を批判しています。「大飯原発を止めて、徹底調査を」の主張は当然でしょう。

   以下、報道です。

■読売・・・・関西電力大飯原子力発電所(福井県)敷地内の破砕帯(断層)が活断層と指摘されている問題で、原子力規制委員会の現地調査団に加わった2人の専門家が17日、京都府宇治市で開かれた日本活断層学会で、規制委を批判した。

今月2日の現地調査には、島崎邦彦・委員長代理(66)に加え、岡田篤正・立命館大教授(70)、渡辺満久・東洋大教授(56)ら計5人が参加した。

岡田教授は、この日の講演で、
「1日で5か所も調査した。過酷な調査だった」と振り返り、「時間が足りず、性急な判断を求められた」と、規制委の手法を批判した。

一方、渡辺教授は、
規制委が現地調査後に関電に指示した追加調査が、原発を動かしたまま、原発施設の直下ではない場所で行われる点について、
「原発が動いていたらきちんとした調査はできない。追加調査をするなら、まずは原子炉を止めるべきだ」と批判した。発表後、報道陣に語った。・・・・・・・


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  福井県でも足羽川ダム計画が消費税増税とともにすすめられようとしています。
しかし、そもそも1000億円~1500億円もかける巨大ダムが足羽川の改修がおわった今、必要なのか。


今回あきらかになった、「森林の保水力は効果を発揮しないという国交省の従来の見解を覆す結果」もふまえて、総合的な検証がひきつづき求められるのではないでしょうか。

 以下、報道です。

■東京・・・・・大雨時の河川流出量 森林回復で4割減 八ッ場建設に影響も

森林機能が回復した土壌は、はげ山が目立つ荒廃した時期に比べ、大雨が川に流れ出す量を三~四割程度も減らすことが、東京大学演習林・生態水文学研究所(愛知県瀬戸市)の研究で分かった。森林が雨水を浸透させて洪水を和らげる「緑のダム」効果が、実際の観測値を基に実証されたのは珍しい。 

 国土交通省は森林の保水力を十分反映させずに、今後想定される最大洪水の規模を計算し、利根川上流域の八ッ場(やんば)ダム(群馬県長野原町)建設の根拠としている。専門家は「想定洪水の規模は過大で見直すべきだ」と指摘している。

 同研究所の五名(ごみょう)美江特任研究員と蔵治光一郎准教授によると、演習林内の丘陵地(約十四ヘクタール)では降雨量と、降った雨が川に流れ出す直接流出量を観測してきた。これまでの記録から、木々の乱伐で三割近くが裸地だった一九三五~四六年の荒廃期と、森林面積が九割以上回復し、土壌の再生が進む二〇〇〇~一一年の各十二年間で、総雨量六〇ミリ以上のデータを比べた。

 このうち一時間当たりの雨量がピーク時で三〇ミリ以上の強い雨の場合、荒廃期よりも森林回復期の方が雨の流出量が大幅に減少。総雨量が二〇〇ミリで38・3%減り、倍の四〇〇ミリでも25・6%減少していた。保水力の差を見ると、四〇〇ミリで七一・三ミリもあった。

 蔵治准教授は「大雨では森林の保水力は効果を発揮しないという国交省の従来の見解を覆す結果が出た。今後は森林政策と治水計画を融合していくことが望ましい」と語る。

 八ッ場ダムの是非などを検証している「利根川・江戸川有識者会議」委員の関良基・拓殖大准教授は「利根川流域で最も被害が出た一九四七年のカスリーン台風洪水時、上流域ははげ山も多かったが、現在、森林は回復し、土壌が発達している。計算をやり直せば八ッ場ダムが不要になるはずだ」と話した。・・・・・

総選挙準備、かねもと候補と街頭演説、若い労働者がマイクで激励。大飯活断層の危険!

2012年11月18日 | Weblog
   昨日も総選挙準備の会議や、かねもと幸枝1区候補との街頭演説などでした。二十歳になっていない若い労働者の方が、マイクを貸して、と応援していただく場面も。消費税倍増税では、自分達の生活もますます厳しくなることを実感しているのでしょうか。
   事務所や街頭演説にもマスコミ各社が取材に、・・・お互い走りながら準備という状況ではないでしょうか。今朝の朝日福井版には第三極についての私のコメントも掲載されました。

  かねもと候補や、わたしたち地方議員がみなさんのところにお邪魔しての懇談会も取り組みます。
「民主に期待したが裏切られた。自民に戻ってもしょうがない。政治はどうしたら良くなるの」「消費税増税や原発再稼動。民意を無視してすすめられる政治を本当に変えるには」・・・・・語り合いましょう。ぜひお気軽にお声かけください。0776-27-3800


  日本活断層学会で大飯原発の活断層問題を指摘されている渡辺教授の研究グループが、「大飯原発の東側の地下にある熊川断層と北西側の海底を走る2つの、あわせて3つの断層はほぼつながっていて、連動した可能性がある」と発表しました。

民主も自民も、第三極も、原発を継続する方向です。福島の事故や被害を忘れたかのように。

  総選挙。「あぶない大飯原発の即時運転停止を求める政党、候補者か」で真偽を見分けていただきたいと思います。


■NHK・・・・・“3つの断層連動した可能性”

国内で唯一稼働している関西電力大飯原子力発電所の周辺の断層について東洋大学などの研究グループが、内陸と海底に分かれた3つの断層がほぼつながっていて連動していた可能性があるという新たな調査結果を発表しました。
これは、17日、京都府宇治市で開かれた日本活断層学会の会合で東洋大学の渡辺満久教授の研究グループが発表したものです。
この中で研究グループは、大飯原発の東側の地下にある熊川断層と北西側の海底を走る2つの、あわせて3つの断層はほぼつながっていて、連動した可能性があるとしました。
その根拠として、海底と内陸の断層の間の小浜湾周辺の地形を音波などを使って分析したところ海底や岬にある地層が断層の活動によるずれの影響で変形したとみられる形跡が見つかったとしています。また、渡辺教授は大飯原発の敷地内の地下を走り活断層かどうか再調査が行われている「F-6破砕帯」と呼ばれる断層ができあがる過程に、3つの断層が過去に連動していたことが影響した可能性も考えられると指摘しました。
渡辺教授は、「大飯原発は地形が不安定な場所に立地しているが、十分に調査されているとはいえない。本格的な調査を行うべきだ」と話しています。・・・・・・・


衆議院解散、かねもと候補とともに街頭演説。福井の原発問題で大変お世話になった吉井議員が引退

2012年11月17日 | Weblog
  昨日は衆議院が解散されました。
  午前中は以前から予定していた県立図書館での文学館計画についてお話しをお聞きしました。ちょうど開館10周年だそうです。文学館をつくる予定箇所などを案内していただきました。現場をみると、イメージと課題がみえてくることもあります。

  解散の本会議をTVで見てから、北陸信越比例ブロックの候補者会議に参加し帰福した、かねもと幸枝候補らとともに福井市内3ヶ所で街頭演説をおこないました。かねもとさんは力をこめて、消費税、原発、TPP問題などを訴えました。通行人やお勤め帰りのみなさんからも激励をいただきました。

  その後は、福井県庁・関電前での原発ゼロめざす金曜日行動に参加しました。


  ところで、今回引退される議員のなかに、福井のわたしたちが特別にお世話になった吉井英勝衆議院議員がおられます。福島原発事故のような全電源喪失・炉心溶融事故がおこることを国会で厳しく指摘してきた議員です。
  原子力問題の専門家として、相次ぐ福井県内の原発事故調査の先頭にたたれて、どの党よりもはやく現場に入られていました。また、学習会などの講師も数多くつとめていただきました。
  私が、嶺南で勤務していた時に、関電美浜原発2号機の蒸気発生器細管破断事故がおこり、日本ではじめて緊急炉心冷却装置が作動した事故がおこりました。ごいっしょに調査に入り、中操で水温変化のチャートをかざして微妙な温度変化があったことなどを指摘し、「生データが大切だ」と語られました。
  またいまではラムサール条約に登録された中池見湿地に、当時の敦賀市と大阪ガスがLNGタンクの基地をつくる計画が発表されました。この計画の問題点なども教えていただきました。
   個人的にも落選後、「原発県で共産党県議がいるといないでは大変な違いだ。なんとしても議席を奪還してください」と激励もいただきました。
   吉井さん、ほんとうにいろいろありがとうございました。
お元気で、今後とも福井と日本の原発問題のために、お力をお貸しいただきたいと思います。

  以下、赤旗です。


■日本共産党の志位和夫委員長が10月16日の党国会議員団総会で、引退する吉井英勝衆院議員に送ったあいさつは次のとおりです。

 今期をもって勇退される吉井英勝さんに、私は心からの感謝と敬意の気持ちを申し上げたいと思います。(拍手)

 吉井さんは衆参合わせて24年を超えて活躍され、あらゆる分野で重要な足跡を残されてきました。私も、中小企業の視察、あるいは原発の視察などをご一緒させていただいた、たくさんの思い出があります。とりわけ、原発の危険性について一貫して警鐘を鳴らし、追及を続けてこられたことは、この間の日本共産党の原発政策の発展の土台を築いたものであり、科学者でもある吉井さんならではの業績だと思います。今後ともお元気で日本共産党の前進のために力を発揮していただきたいという思いを込めて、心からの感謝を重ねて申し上げたいと思います。(拍手)


■日本共産党の吉井英勝衆院議員が11月16日の党国会議員団総会で行った議員引退あいさつは次の通りです。

 このたび古希を迎えまして引退を決意し、お許しをいただきました。本日をもって、42年間の議員生活を終えることになります。
 最初は大阪・堺市議で、28歳のひよっこの私を送り出し、育て鍛えていただいたのが堺市のみなさんでした。
 大阪府議会議員の時は堺市の泉北ニュータウンのみなさん、1988年の参議院大阪補選、衆議院選挙では大阪府全体のみなさん、旧大阪4区の時には東大阪、八尾、柏原、河南のみなさん、その後も九州・沖縄、近畿と本当に多くのみなさんのお力をいただいて議員活動を続けさせていただくことができました。改めてお礼を申し上げます。
 88年の参院補欠選挙はうるう年で2月29日が投票日でした。委員長が不破(哲三)さん、議員団長が上田(耕一郎)さんで、衆参議員が集まって歓迎会を開いていただいたときの喜びは今でも忘れることができません。
 最初に秘書になってもらったのは岡部さん、最後は薄木、向、佐田の三人のみなさんに、中小企業政策から産業政策、原発はもとより宇宙開発、武器輸出三原則など、様々な分野で誠実にがんばっていただきました。国会議員団や事務局のみなさんに改めてお礼を申し上げます。
 もうたたかいは迫っております。総選挙は目前です。参議院選挙も来年の夏です。私が最初に送り出していただいたときには、国会議員団は30~40名いました。今度は必ず勝ち抜くんだということで大奮闘していただきますこと、私も力を尽くすことを申し上げて、お礼のごあいさつとさせていただきます。

福島県富岡町を視察しました。あらためて、原発即時ゼロへの決意を!総選挙でゼロ実現の政治を!

2012年11月16日 | Weblog
  総選挙が12月16日投票と決まった。がんばります。
  新聞では、「鈴木県議が民主を離党」「野田県議が役職辞任」など同僚議員の動向も目立ちはじめました。国会議員でも離党が相次いでいるように、地方でも泥舟から去る議員が増えているのでしょうか。
  鈴木県議は衆院選出馬を模索しており、ちょうど12月議会とかさなります。鈴木県議が辞職すれば、2人の欠員で県議補欠選挙がおこなわれます。こちらも激しいたたかいのようです。
  しかし、マスコミや政界、財界があおってきた二大政党政治の無残な末路です。
  あわてて選挙互助会のような政党が季節はずれの筍のようにでていますが、しょせんうたかたです。
  本流の対決軸は、「民主、自民、公明」など大増税や原発継続をすすめる勢力と、日本共産党とのたたかいです。がんばります。

  昨日は、県議会の福島県の視察を終えて、夜は共産党の選挙対策の会議や打ち合わせがつづきました。

  福島県では、原発事故による放射能汚染で住めない地域となっている富岡町を視察しました。
現地では、坂本栄司県議会議員、渡辺英博町議、安藤正純町議、高野善男都市整備課長、横須賀幸一企画課長、角政實議会事務局長のみなさんに応対していただきました。ありがとうございました。

  あたたかい陽気の町に町民の姿はなく、行方不明者を捜索する消防団のみなさんの姿がありました。田んぼなどはセイタカアワダチソウなどが生い茂り、原野のようです。高いところは3メートルにもなっているそうです。避難所とされていた施設には、ナンバープレートをはずされた車など放置されていました。地震被害で、屋根が傷んだ家々にはシートがかぶせられています。しかし、雨漏りもある、とお聞きしました。修理もできず、何年も放置されれば、住むことのできない状態になってしまうでしょう。
  いわき駅から楢葉、富岡に入ると、線量計がみるみる上昇し、バスのなかで「ピーピー」「チチ」と警報音が鳴りひびきます。

 「これからどうなるか。子供がどうなるか。先がみえない。地震、津波だけならなんとかなったが」
 「200人が原発事故での避難のなかで亡くなった。自殺者も多い」
 「11世帯25名が福井県でお世話になっています」
 「原発と共存共栄をはかってきたがこのざまです。安全基準が脆弱だった。福井がこのようなことにならないようにしてほしい」
 「避難している人間の現状が風化している。よくみてほしい。福井を安全にしてほしい」
 「私から福井をどうする、ということは言えないが、この現状をみて考えてほしい」

  一言ひとことが胸に突き刺さりました。
  原発即時ゼロへがんばります。
  大飯原発運転停止を求めてがんばります。力をあわせましょう!
  
  今日も、官邸前行動に呼応し、福井県庁・関電前で原発なくそう行動です。
  午後4時から、抗議行動・デモ行進、6時から7時半まで県庁前アクション。ぜひ、ご参加ください。

いよいよ解散総選挙へ!3.11で被災した東海第二発電所、高エネルギー加速器研究機構を視察。

2012年11月15日 | Weblog
  いよいよ総選挙が確定しました。
自民党政権時代の国民生活破壊に国民がNO!の審判をくだし、選挙での政権交代を実現した民主党政権。ことごとく国民との約束を破り、消費税増税、原発推進、米軍基地押し付け強化、TPP推進などなど自民党化してしまいました。そして、今回の解散合意でも、320億もの巨額の政党助成金廃止ではなく、国民と国政とのパイプ削減で自民党との合意。
  日本共産党の躍進勝利で、「消費税増税は困ります」「あぶない原発はやめてほしい」など国民の願いをストレートに国政で実現させましょう!


■NHK・・・衆院選 来月4日公示・16日投票へ

野田政権は、14日夜、政府・民主三役会議を開き、自民党が野田総理大臣が提案した定数削減などに協力する方針を決めたことを受けて、衆議院選挙を来月4日公示、16日投票とすることを決めました。

野田総理大臣は、14日の党首討論で、自民党の安倍総裁に対し、衆議院の定数削減を来年の通常国会までに実現することを確約すれば、16日に衆議院を解散する考えを表明し、自民党は幹部が会談し、野田総理大臣の提案に協力する方針を決めました。
これを受けて、野田政権は、14日夜、総理大臣官邸で政府・民主三役会議を開き、衆議院選挙の日程などを協議しました。
その結果、衆議院選挙の日程について、来月4日公示し、16日に投票を行うことを決めました。
このあと、民主党の安住幹事長代行は記者団に対し、「民主党として、引き続き政権運営を行うため、全員の当選を目指したい。今後は山井国会対策委員長を中心に、野党側と調整してもらうことになった」と述べました。
また、民主党幹部は記者団に対し、「16日に解散で確定した」と述べました。・・・・


 日本共産党衆院北信越比例の藤野候補からのメッセージです。

■明後日にも解散か。議席奪還のチャンス到来!全力をつくします!!  11月14日

  今日の党首討論で、野田総理が、「次の通常国会での定数削減に協力すれば、明後日にも解散する」と答弁しました。

 これに対して、安倍・自民党総裁が、「全面的に協力する」と発言。

 事実上、明後日、衆院解散の可能性が濃厚です。
 消費税、TPP、オスプレイ、そして原発再稼働・・・

 くらしと未来のかかった総選挙です。

  私は、この間、10万キロを走りぬいて、皆さんの切実な声をお聞きしてきました。

 この声を国会の議席に結びつけるときが近づいています!

 5県の皆さんと力を合わせ、何としても議席をつかみとる決意です。

 ともにがんばりましょう!!!

   
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   昨日は県議会の視察で、茨城県の日本原電東海第二発電所、原子力研究開発機構の原子力化学研究所をたずねました。いずれも私は初めてです。東海村は、JCO臨界事故の後に調査にたずねたことがあります。雷の影響で北陸線が送れ、1時間ぐらい到着が遅れるなどハプニングもありました。

   東海第二発電所は、30キロ圏内に100万人がおり、地元首長は運転再開に反対しています。
常務取締役・敦賀地区本部長の高辻氏らから、3.11の被災では、5.4メートルの津波で重要施設が被災したが、15日に冷温停止となった。運転中でタービンが傷み、羽根を修理した。津波対策でちょうど3月末完成期限でかさあげ工事をおこなっていた。今後の規制委員会のしめす内容によっては、対策の手戻りもありうる。使用済み燃料は7年経過後に、乾式貯蔵をおこなっている。第一原発は解体中で、事業費は800億円ぐらい。・・・・・などと説明がありました。

  直接、津波対策工事現場や免震棟を見学させてただきました。敷地内は液状化の跡も生々しい。
3.11当時は津波対策工事は未完成で、波高がさらに高かったら、福島事故とおなじような事態に陥っていた可能性もあったわけで、地元自治体の運転再開反対の意見も当然です。

  つづいて、日本原子力研究開発機構高エネルギー加速器研究機構のJ-PARCを視察。池田裕二郎所長から説明をうけ、施設見学をおこないました。中性子実験装置のラインは18本動いており、産業界からも50社が参加し、リチウムバッテリーの開発などをおこなっている。茨城県も2本つかっている。ニュートリノ振動実験ではJ-PARCで生成したニュートリノを295キロ離れたスーパーカミオカンデで11個を検出したが、発見というにはあと1年~2年かかる、などの説明をうけました。
  施設視察では、中性子の遮蔽体が3.11の地震で大きくずれたことや、本体は40メール下の岩盤に杭を打ってささえているが、施設周辺部に影響がでたということです。

議員会議で総選挙の取り組み議論。おおい町議会、福島第一原発の視察報告。どうなる日本経済。

2012年11月14日 | Weblog
   昨日は会議準備や議員会議でした。共産党の議員会議では一気に緊迫の度を増している総選挙情勢や、12月議会のとりくみについて報告し、議論しました。
   県民との対話のなかでは、「消費税に頼らない道が本当にあるのか」「消費増税は困ります」「なんでもかんでも自民ならいい、という福井の保守意識が問題だ」「維新は怖い」「嶺南では自民も民主も原発推進。原発NOは共産党しかない」「奥越でも地場産業が衰退。政治災害だ」などの声がだされていることが紹介され、日本共産党の出番にガンバロウ、と取り組みを相談しました。

   議会の取り組みでは、福井市議会や敦賀市議会、越前市議会などの議会基本条例の取り組みの紹介がされました。福井県議会でも議論中ですが、県内自治体の経験・教訓の検討も必要でしょう。
  また、おおい町議会として福島第一原発を視察調査した猿橋巧議員の報告もおこなわれました。いまでもすさまじい状況と放射線量で、「1号機から3号機は実際、手つかず状態。作業員が入れないため、クレーンを無線で操作したりしている。東電の説明者は20年で片付く、と言っていたが、とても難しいと感じた。」と語っています。原発即時ゼロ、の必要性をあらためて痛感しました。ほかの再稼動を認めた町議会議員はどのような感想を抱いたのでしょうか。


   日本経済はいよいよ低迷です。大企業言いなりで、庶民の生活直撃、大量リストラで雇用破壊、いいことなし。
そこへ民主、自民、公明のノー天気な消費税大増税計画ですから、明るい材料はでてきません。

家計、雇用、日本経済を壊す増税大連合の政治を転換することが急務です。

   民主、自民、公明の大増税連合のもうひとつの問題は、消費税増税しか選択肢がなく、仮に、2年後に「消費税増税できない状況」に陥っていた時の財政処方箋がないことです。
   日本共産党は、消費税増税に代わる道がある、と提案しています。ここには、消費税増税を見込んで財源とする不要不急の新幹線計画やダム計画の中止もふくまれています。福井県議会でも新幹線や足羽川ダム計画の見直しを訴えているのは日本共産党です。力をあわせて、実現しましょう。


以下、報道です。




■赤旗・・・・・・GDP 3期ぶり減  7~9月期 消費・外需とも総崩れ


内閣府が12日発表した7~9月期の国内総生産(GDP、季節調整済み)速報値は、物価変動の影響を除いた実質で前期比0・9%減、年率換算で3・5%減となりました。マイナス成長は3四半期ぶりです。世界経済の減速の影響で輸出などが大幅に減少し、個人消費も落ち込んだことが響きました。景気が後退局面に入った可能性が高いとの見方を裏付ける形になりました。

 実質GDPを需要項目別に見ると輸出は、米国やアジア、欧州など主要地域が軒並み振るわず、5・0%減と大幅な落ち込みになりました。自動車や集積回路の出荷減少が目立ちました。

 先行き不安の広がりを背景に企業が投資を抑制。設備投資は、3・2%減少しました。リーマン・ショック後の2009年4~6月期(5・5%減)以来の下げ幅を記録しました。10月の企業倒産も5カ月ぶりの増加となり、企業が活発に投資を行う状況ではありません。

 一方、GDPの6割近くを占める個人消費は前期比0・5%減と2期連続のマイナスでした。収入が長期にわたり低迷・減少していることが背景になっています。さらに、これまで個人消費を支えてきたエコカー補助金が9月21日に終了。影響は10月以降に大きく表面化することが予想されます。

 電機・情報産業の大企業を中心に大リストラを強行していることも、消費を低迷させ、地域経済を冷え込ませるなど日本経済の悪化に拍車をかけています。・・・・・・・・


災害ボランティア議員連盟の研修会で旧今立町を視察。貴重な中池見湿地を破壊しかねない新幹線計画。

2012年11月13日 | Weblog
  昨日は、かねもと幸枝候補との街頭宣伝、災害ボランティア議員連盟の研修会などでした。
研修会は、越前市のホテルで、「近年の水害と河川インフラ」と題して国土交通省近畿地方整備局河川部水災害予報企画官の佐中康起氏の講演。その後、集中豪雨で被災した越前市大滝町の視察、パピルス館で「災害ボランティア活動の活動環境」についての研修とつづきました。「夜の交流会はカニがでますよ」との鈴木県議の誘いをふりきって、仕事へ。今日は原発活断層調査現場の視察研修という魅力あるプラグラムですが、会合があり残念ながら参加できません。

  佐中氏は治水対策について、「完全に全部止めてしまうことはできない。地域づくりと一体となった適応策が必要」「日本は、洪水時の河川水位より低い約10%の土地に約50%の人口と約75%の資産をかかえている脆弱な国土」「H16年風水害の死亡者・行方不明者の約6割が65歳以上の高齢者」、緊急災害対策派遣隊の創設などについて説明されました。

  大滝町現地では、石川製紙の社長さん、細川県議に案内・説明をしていただきました。私も被災当日に、菅原党南越地区委員長とお見舞い・視察にたずねたことを思い出しましたが、1軒をのぞいて業務も再開されているとのお話しに安堵しました。
   H16年災害以降、さまざまな努力、工事もされています。山林にブナなどを2000本ぐらい植林されて保水力を高める努力をされている、とか、20億ぐらいかけて流路工を設置した、などの現場を視察しました。
  1集落に20億円の災害対策工事には驚きました。このような工事をおこなってもなお、今回の災害は起こったのです。地元の方は「以前はこんな水害はまったくなかった」と言われてました。だからこそ、今日のような支援施策がない時代に災害をうけずに和紙などの産業が継続されてきたのでしょう。
  今回は「ゲリラ豪雨」と呼ばれるような局地的集中豪雨での被害だったわけですが、今後もこのような災害は増えるでしょう。治山治水対策を総合的に考えてすすめていかなくてはなりません。
そういう点で、議会でも指摘していますが、足羽川ダムなどのような巨大公共事業は、県内全域への総合的な治水対策の障害となりかねないのです。
  研修会には東角前県議も顧問として元気に参加され、活動の課題について熱弁を振るわれました。


          ★

   北陸新幹線計画には、住民合意、事業費負担、費用対効果、フリーゲージトレインの課題、中京方面へのアクセスの課題、在来線の3セク化の問題などなど大きな問題と課題があることを指摘してきましたが、環境にあたえる影響も軽視できません。
   ラムサール条約に登録された中池見湿地を破壊する新幹線、となれば世界的な批判もうけるでしょう。

以下、報道です。

■毎日・・・北陸新幹線:ルートにヘイケボタルの最大級生息地…福井

ラムサール条約に登録された中池見(なかいけみ)湿地(福井県敦賀市)を通過する北陸新幹線の建設ルート上に、国内最大級のヘイケボタルの生息地があることが9日、環境省の調査で分かった。建設や列車運行による生態系の破壊が懸念される。政府の工事認可の前提となった環境影響評価(環境アセスメント)が行われた後、民家などを避けるために現ルートに変更されたことが原因だ。専門家は「アセス制度の抜け穴を突かれた形だ」と指摘している。【比嘉洋、藤野基文】

◇アセス後、ルート変更

 調査によると、ルート周辺のヘイケボタルは10〜11年に年平均で1590匹確認され、全国36調査地点で最も多かった。ホタル研究家の大場信義氏は「西日本ではかなり数を減らしているので極めて貴重な場所だ」と分析する。湿地ではメダカや水草のミズトラノオなど、国指定の絶滅危惧種も確認された。

 北陸新幹線金沢−敦賀間は25年開業予定だが、同湿地を含む区間の工事開始は決まっていない。環境省によると、建設事業者の鉄道建設・運輸施設整備支援機構は01年、湿地近くの山腹をトンネルで貫く建設計画の環境アセスメントを実施し、「地中を通るトンネルのため周囲への影響は少ない」と評価。国土交通省と環境省は着工前のより詳細な再調査を条件に了承した。

 しかし、機構はアセス後の05年、集落や工場を避けるため、ルートを変更して国交省に工事実施計画の認可を申請。新たなルートは最大で約150メートル移動したため、山に挟まれた谷間で、約80メートルにわたりむき出しになる。線路は幅約10メートルのパイプを通す形で、湿地の真上を地表数十センチの高さに設置される。

 この変更は、移動の幅が環境影響評価法施行令でアセスのやり直しが必要になる300メートル以上に該当しないとして、今年6月に認可された。

 機構によると、むき出し部分の工事は湿地に重機を直接入れて行うといい、工法の面でも大きな変更になる。湿地を継続調査している環境省自然公園指導員の笹木智恵子さん(66)は「重機で一度破壊された環境は元には戻らない」と危惧する。名古屋女子大の村上哲生教授(陸水学)は「ルートが変わったら、アセスをやり直すことも検討すべきではないか」と指摘した。・・・・・・・・・

11.11なくそう原発福井集会は雨の中、元気いっぱい。三国でのWalk in Peace コンサートも最高!

2012年11月12日 | Weblog
   昨日は越廼バイパスの開通式、大飯原発とめよう、なくそう原発福井集会とデモ行進、えちぜん鉄道で三国へ移動し、Walk In Peace コンサート。夜は地域の忘年会で芦原温泉。

  原発集会は時折はげしく降る雨の中、うたごえで開幕。福井でつながろう実行委員会の石地さんのあいさつ、おおい町の方や福島から避難されている方の発言などで熱気あるものでした。私もスピーチし、大飯原発再稼動をつづける問題点や、福島事故をうけた原子力防災計画策定の遅れの問題などを話しました。原発問題住民運動連絡会の林さんが山本富士夫・福大名誉教授のメッセージを読み上げました。来年3月10日に、ふたたび大集会の開催が提案されました。
  デモ行進の頃には雨もあがり県内各地からの参加者が、思い思いのプラカードに思いをこめました。デモの到着地点では、たい焼きの差し入れが!あったかくておいしかったです。

   三国でのコンサートは、歌と語り。私は都合で途中退出したのですが、東大の安冨教授とよしこの芽さんのお話と歌や、岩上安身さんのお話は面白かったです。途中まで聞いたRoyさんたちのコンサートも迫力満点、最後まで聞けず残念でした。
  いろいろとご苦労されて、企画主催されたみなさん、お疲れさまでした。ありがとうございました!


  「公共交通を!」との掛け声もあり、昨日は、福井⇒三国、三国⇒芦原、芦原⇒福井、とえちぜん鉄道を利用しました。1日フリーで800円ですから、大変お得感でした。

  残念ながら、今日は新聞休刊日です。
  しんぶん赤旗電子版?が東京での行動を報道しています。

 以下、赤旗です。

■赤旗・・・「原発ゼロへ」 雨を突いて国会・霞が関を埋める人、人、人 「反原発1000000人大占拠」行動

  首都圏反原発連合(反原連)が呼びかける「反原発1000000人大占拠」行動が11日、国会・霞が関一帯でおこなわれ、「即時原発ゼロ」「再稼働反対」などを訴えました。

 この日の行動は、毎週金曜日におこなわれている首相官邸前行動の拡大版。国会正門前大集会をメーンに、首相官邸前、東京電力本店前、厚生労働省前、経済産業省前、文部科学省前、財務省前、外務省前、Jパワー前の9カ所の抗議エリアで行動をくりひろげました。国会図書館前にはミュージックエリアが、国会正門前にはファミリーブロックが、それぞれ設けられました。

 開始時間の午後3時前から大勢の人がつめかけ、途中から雨が降り出したものの、国会正門前も官邸前も、各省庁前も人であふれました。

 反原連のミサオ・レッドウルフさんは国会正門前でスピーチし、「雨のなかたくさんの人が集まりました。脱原発を願う気持ちはいっさい衰えていない。全国が一丸となって声を上げ続けていきましょう」と訴えました。

 東京電力前には、福島県の青年たちが駆けつけました。福島市で暮らす女性(36)がマイクを握り、「東電は、除線を徹底し、すべての損害に対する賠償の責任を果たせ。私たちと同じ思いを誰にもさせないため、今すぐ原発をなくしたい」と訴えると大きな拍手が湧きました。「げんぱついりません」と書いたプラカードを手にした会社員の男性(30)=東京都墨田区=は、「日本は米国に守られていて、経済優先の政策が社会をよくすると思っていたが、原発事故が起きて自分の考え方がひっくり返ってしまった。原発事故の収束もしていないのに、再稼働は認められない」と話しました。

 各党、無所属の国会議員も参加。日本共産党の志位和夫委員長がスピーチ。笠井亮、宮本岳志両衆院議員と、田村智子参院議員も参加しました。

「さようなら原発1000万人アクション」の呼びかけ人でルポライターの鎌田慧さん、「原発をなくす全国連絡会」を代表して原発問題住民運動全国連絡センター筆頭代表委員の伊東達也さん、音楽評論家の湯川れい子さん、弁護士の宇都宮健児さんらがスピーチしました。ミュージシャンの坂本龍一さんから寄せられたメッセージも紹介されました。・・・・・・・・・・

総選挙へ、対話や宣伝に全力。本日、大飯原発運転停止を!原発なくそう福井県集会です。ぜひ、ご参加を!

2012年11月11日 | Weblog
   昨日は、かねもと幸枝候補、鈴木しょうじゅ市議、地域後援会などのみなさんとともに、訪問対話や街頭宣伝をおこないました。
  「いよいよ総選挙ですね、年内ですか」「消費税増税は本当に困ります」「弱い国民に目をむけた政治にしてください」などなど対話がはずみました。「女性8人で温泉に行きましたが、みんな政治への不満が爆発してました。福島をはじめ被災地のことを忘れたような今の政治は本当に許せません」と強く語る方も。
   「消費税増税に頼らない道があります」「原発即時ゼロを実現する共産党です」などなど日本共産党の提言の方向がかみ合う対話や宣伝でした。応援ありがとうございます!

       ★ 


   いよいよ本日正午から福井市中央公園野外ステージで大飯原発止めよ!原発ゼロへ!の県民集会とデモ行進です。ぜひ、ご参加ください。
福島からの報告あります。東京大学の安冨教授や、シンガーの「よしこの芽」さんも登場するそうです!

  そして、別企画ですが、午後3時から、坂井市三国町の、みくに文化未来館で安冨教授や、シンガーの「よしこの芽」さんに加え、県庁・関電前行動でお馴染みのROYさんのコンサート。なんとフライングダッチマンも! 
  Walk in Peace×4 15:00~ みくに文化未来館 出演:フライングダッチマン&Sing J Roy&安富歩+岩上安身 
料金前売り3,000円(当日3,500円)


       ★

  北海道新聞の社説が、大飯原発について、「拙速を避け、調査に念を入れたいという考えは分かるが、いたずらに長引けば、不安を抱えた原発が稼働し続けることになる。納得できる結論にたどり着くまで、敷地内と周辺で徹底的な調査をするためにも、いったん運転を停止させる必要がある。」と書きました。
  福井県議会内でこのような主張をするのは私ふくめ少数かもしれませんが、同様に原発をかかえる北海道の新聞では社説となります。
国民目線で、どちらがのぞましいか、明らかでしょう。

以下、社説です。

■歩t海道新聞・・・・大飯と活断層 疑いあるなら停止が筋(11月10日) 

  国内で唯一稼働している関西電力大飯原発(福井県)敷地内の断層が活断層かどうか、原子力規制委員会の結論が遅れている。

 規制委の専門家会合は、判断するにはデータが不十分として追加調査を決めた。

 ただし、活断層の可能性が否定できない点では意見が一致している。疑いがある以上、規制委は関電に大飯原発の停止を要請するべきだ。

 問題の断層は、非常時に原子炉を冷やすための海水を取り込む取水路の地下を走っている。国の指針では、こうした重要施設を活断層の上に設置できない。

 地震で地割れなどが生じれば、過酷事故を引き起こす恐れがあり、建築物の耐震性の強化では対処しようがないからだ。

 原発直下に活断層が確認されれば、運転停止どころか、廃炉の決断を迫られる。

 大飯原発は、夏の電力不足回避を名目に、野田佳彦首相が根拠の薄弱な暫定基準によって再稼働させた経緯がある。

 夏が終わり、活断層という新たなリスクまで出てきた今、動かし続ける理由はない。根本的な危険に目をつぶって、見切り発車した首相の責任も問われて当然だ。

 原発耐震指針の活断層の定義は、当初5万年前以降に動いた断層とされていたが、2006年の改定で活動時期が12万~13万年前以降に拡大された。規制委は、さらに40万年前以降に広げる方針を示している。

 政府の地震調査研究推進本部にようやく足並みをそろえた指針の厳格化であり、むしろ遅いぐらいだ。

 東日本大震災後、各地の原発周辺で断層の再評価が始まると、活断層疑惑が次々に浮上した。今回の調査でも、関電の資料に多くの不備が指摘されている。

 基準も審査も甘すぎた過去と決別し国民の信頼回復を目指す規制委にとって、大飯は試金石となろう。

 規制委の田中俊一委員長は、活断層の疑いが「黒か濃いグレーの場合は止めていただく」と表明した。大飯は既にグレーゾーンにある。

 万一のことがあれば、もはや「想定外」とは言えない。

 拙速を避け、調査に念を入れたいという考えは分かるが、いたずらに長引けば、不安を抱えた原発が稼働し続けることになる。

 納得できる結論にたどり着くまで、敷地内と周辺で徹底的な調査をするためにも、いったん運転を停止させる必要がある。

 規制委が審査を尽くす目的は、あくまで国民の安全を守ることにある。そのために独立性と権限を与えられたことを忘れてはならない。・・・・・・・

秋の深まりとともに解散風。福井経済同友会と懇談。新幹線申し入れ。いよいよ明日、原発ゼロ集会です!

2012年11月10日 | Weblog
  昨日も書きましたが、解散風がつよまってきました。政府与党が国民の声に追いつめられて11月ないし12月に衆議院解散においこまれる情勢です。民主党内は多くの議員が議席を失う今の時期の解散に反対しているようですが民主党政権そのものが支持を失い、墜落するということです。
  この解散総選挙で、原発即時ゼロ、消費税増税に代わる道がある、と国民本位で提言している日本共産党の躍進のために力をあわせましょう!

   昨日は、かねもと幸枝候補とともに、福井経済同友会の井上利和事務局長と懇談しました。日中間の領土問題・経済問題や雇用問題などについてざっくばらんに話し合いました。「大学進学者を故郷に戻すにはどうしたらいいか、検討をはじめている」「企業誘致のモデルはなかなか成り立たないのではないか」「どんどん海外にでて、技術を盗まれて結局安くなって入ってくる」などと現状の課題を指摘されました。

   私達からは、11月24日に開催される日中間の領土問題や経済問題での懇談会の案内をさせておこないました。
藤野やすふみ衆院比例候補、かねもと幸枝候補がお話し、みなさんと懇談させていただきます。
11月24日午後7時~ 福井駅東口アオッサ6階会議室です。お気軽にご参加ください。


            ★


  県土木部などの企画で、「日本海新時代のための国土政策 -- 災害大国を再認識した国家存続計画」という題で、国土技術研究センター理事長の大石久和氏の講演をお聞きしました。

  開口一番、「全国地震動予測地図をふまえれば、日本海側・内陸をどう使っていくかが重要」ときりだし、なるほどと思いましたが、全体を貫く流れは「道路などの公共事業復活論」でした。ひとつの論理として、いまのデフレを克服するために内需の喚起を訴えています。わたしたちも、消費購買力の回復で内需の喚起、成長する経済を、と訴えていますが、その手法を旧来の大型公共事業に頼る、という論です。

  この根本問題は、いまの国や福井県の借金財政と暮らしへのしわ寄せという歪みをつくってきた手法をくりかえすだけになりかねず、いわゆるゼネコン企業は成長しても国民の暮らしの成長にむずびつかず、結果的には負債が雪だるま式に増えかねないところにあります。実際、現状でも大手ゼネコンふくむ大企業の内部留保は史上最高の260兆円ともいわれています。
  講師の言葉を借りれば、大型公共事業というカンフル剤で短期の景気浮揚は図れても、長期的な成長経済にのせられない問題があります。
  今回の新幹線やダム工事などの「復活」も消費税だのみであり、その財源がいかに国民生活を食いつぶすか、を政治家は考えなくてはなりません。


   夕方は、北陸新幹線福井延伸と在来線を考える会が福井県庁に申し入れをおこないました。
県民の疑問にこたえる活動について、県側は「要望あれば真摯に説明している。機構がおこなっている事業説明会に、県も参加している」と回答。
 利用料金、所要時間などについて、「所要時間などは開業前にJRが決める。今日は国土交通省の試算にもとづくものを提供する」として、県が作成した資料の提供をうけました。新幹線計画について、県は「県民の期待の声ある。日本海国土軸として必要」と強弁しました。
  私は、「先日も南越地域の県議が、市民から賛成の声はない、と言っていた。県として、県民がどういうところに疑問をもっているのか、などきちんと県民アンケート調査などもおこない把握すべき。県民の要望待ちでなく、積極的に説明責任を果たすべき」と発言しました。



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 夜は、大飯原発停止・原発ゼロをめざす県庁・関電前行動でした。アーティストの方が近くの落ち葉を集めて、「NO NUKUES」の文字を路上につくっていただくなどはじめての企画?でしたがよかったです。いろんな表現者の方々が集まってきてすごい。また、秋も深まり、焼き芋の屋台まで登場しました。500円でおいしい焼き芋でした。

  いよいよ明日11日は正午から福井市中央公園野外ステージで大飯原発止めよ!原発ゼロへ!の県民集会とデモ行進です。ぜひ、ご参加ください。
福島からの報告あります。東京大学の安冨教授や、シンガーの「よしこの芽」さんも登場するそうです!

  そして、別企画ですが、午後3時から、坂井市三国町の、みくに文化未来館で安冨教授や、シンガーの「よしこの芽」さんに加え、お馴染みのROYさんのコンサート。なんとフライングダッチマンも! 
  Walk in Peace×4 15:00~ みくに文化未来館 出演:フライングダッチマン&Sing J Roy&安富歩+岩上安身 
料金前売り3,000円(当日3,500円)
   

福井県議会決算審査、農業委員大会。志位委員長、記者会見で大飯原発即時停止を要求。

2012年11月09日 | Weblog
   昨日は、県議会の決算審査で指摘要望事項のまとめの議論をおこないました。午後から夜は、農業委員大会出席、会議、会合がつづきました。

  ばったり出会ったマスコミ幹部と選挙情勢の交換、マスコミ氏は「選挙制度の問題もあり、年内解散はむずかしいでしょう」との見方。しかし、今朝の福井新聞トップ記事は、「首相年内解散も視野」の大見出し。
 TPP参加表明をおこない、11月か12月に解散するとの報道もあります。1票の格差是正に取り組まないまま総選挙をやれば、違憲であり、選挙無効の判決がだされる可能性も指摘されています。
 原発再稼動、消費税増税、オスプレイ配備、そしてTPP参加表明・・・・ことごとく民意に背き、財界、アメリカ詣での政治を遂行して国民に信を問うというならば、このような政治をすすめている「民主、自民、公明」の増税大連合に審判を下し、日本共産党とともに国民の声が通る新しい政治をつくりましょう。

  日本共産党の志位和夫委員長は昨日記者会見で、「大飯原発、即時とめよ」と主張しました。
F-6破砕帯について活断層の可能性を否定できず、重大事故時の防災対策もないままの無謀な運転継続は許されない、ということです。

  今日も官邸行動に呼応して福井県庁・関電前での行動がおこなわれます。
午後4時から福井県庁前抗議行動、デモ行進、午後6時~7時半まで県庁・関電前アクションです。ぜひ、大飯原発の即時停止を、の世論と行動を広げましょう。

  11日には全国46都道府県230箇所で、大飯原発止めよ、原発なくせのいっせい行動がおこなわれます。
福井では、正午から福井市中央公園野外ステージで集会がおこなわれます。福島から避難されている方のスピーチもあります。集会後はデモ行進が計画されています。


  以下、原発関連の赤旗報道の一部です。
連日、原発問題をくわしく報道するしんぶん赤旗をぜひお読みください。福井の方の申し込みは0776-27-3800まで。

■赤旗・・・・大飯原発調査   活断層否定なかった  渡辺東洋大教授 「スピード判断を」


7日に再度開かれた原子力規制委員会の関西電力大飯原発敷地内の破砕帯調査団の評価会合では、活断層かどうかの結論が先送りされました。しかし、活断層の可能性を指摘した調査メンバーの渡辺満久東洋大学教授は、「4日の議論では、活断層の可能性を否定した人はいない」として、ただちに大飯原発3、4号機の運転停止を求めました。

 評価委会合では、原発北側のトレンチ(溝)で見つかった地層のずれが活断層かどうか、問題になっているため、規制委の島崎邦彦委員長代理は、関電に対して、原発の南側に百数十メートル規模のトレンチを掘ってもらって「決着をつけたい」と述べました。

 渡辺教授は「大飯原発が稼働している状況で、活断層の面から危険性があるのか、ないのかをスピード感を持って判断するのが、この委員会の任務と思っている」と指摘。「グレー(灰色)は認めないのか。シロかクロか、決着つけるのか」と島崎氏にただすと、島崎氏は「シロ、クロはやや情緒的。5人の委員が一致して結論を出すのが望ましい」としました。

 渡辺氏がさらに「(原発を)動かしたままで調査が可能か」と問うと、島崎氏は「動かす、動かさないはここの議題ではない」と返答を避けました。

 また、この日の会合でもう一つ焦点になったのは、これまで関電が敷地内を南北に走るF―6破砕帯としてきたものが実際にはどう連続しているのかわからないといった疑問が複数の専門家から出されたことです。旧経済産業省原子力安全・保安院の指示で行われた調査で、関電がこれまでF―6破砕帯としていた場所に破砕帯が見つからないためで、関電まかせの調査の不十分さが浮き彫りになった形です。

 規制委は今後、大飯原発以外に、日本原電敦賀原発(福井県敦賀市)、東北電力東通原発(青森県東通村)、北陸電力志賀原発(石川県志賀町)、関電美浜原発(福井県美浜町)、日本原子力研究開発機構「もんじゅ」(福井県敦賀市)の5カ所の現地調査を予定しています。電力会社まかせの調査にもとづいて、調査チームがいつまでに、どう判断するのか。今回の結論先送りは、規制委の調査のあり方に課題を投げかけています。・・・・・・


■赤旗・・・既存原発すべて不適合   放射性物質拡散予測 吉井議員が追及  衆院経産委

日本共産党の吉井英勝議員は7日の衆院経済産業委員会で、原子力規制委員会が発表した放射性物質拡散予測によっても、旧原子力安全委員会が設けた原発敷地境界での放射線量の基準値100ミリシーベルトをすべての原発が超えることを示し、「日本の全原発が審査指針に不適合になる」とただしました。

 原子力規制委員会の田中俊一委員長は「一般論としてはご指摘のとおり」だと認め、「基準を満たさないものは動かさない」と述べました。

 吉井氏は、福島原発敷地境界では年間で956ミリシーベルトに達しており、今回の拡散予測でも、すべての原発で10キロ以遠の地点でも1週間累積で100ミリシーベルトを超えていることを指摘し、不適合となるのは明らかだと強調しました。

 田中委員長は「大変納得できる質問だ」と述べ、福島原発事故のような放出量を仮定しなければならないような原発の稼働は「困難だ」と表明するとともに、放射能放出量を防ぐためにどうすべきかバックフィット(遡及〈そきゅう〉適用)規定を含めて検討していると答えました。

 また吉井氏は大間原発(青森県)について、設置許可や工事認可が完了しているとして建設続行を認めた問題を追及。運転を認めると「2030年代稼働ゼロ」とはならないと批判し、「大飯原発以外の全原発を行政指導で再稼働を差し止めている。行政指導で大間原発の建設再開を止めることはできる」とただしました。

 枝野幸男経産相は、認可ずみの原発建設停止は「行政指導できる範囲を逸脱する」として立法措置が必要だと答弁しました。・・・・・・





コマツ金沢工場を視察。新日本婦人の会が福井県へ要望交渉。11日には大飯原発とめよ!県民集会へ。

2012年11月08日 | Weblog
  昨日はひきつづき、北陸3県議会議員研修会で金沢市のコマツ金沢工場を視察しました。
ここは、建設・産業機械の混合生産の湾岸工場です。アジア、オーストラリアなどに鉱山掘削の巨大な機械を製作、金沢港からダイレクトに輸出しています。中心部分を金沢でつくり、ショベル部分や下部は現地で組み立てるというスケールです。1台4億円前後の300トン~400トンのマイニング、日本国内では大きすぎて使えない、との説明でした。昨年は31台が金沢港から出荷されたそうです。港の活用は33000トン。
  海外市況について、中国の「暴動」などの影響は軽微、としながら、「冷え切った状況で、販売は低迷している」との説明でした。
  石川県の共産党県議の佐藤さんも参加しておられて、「コマツのために県は金沢港に140億円つかった」と教えていただきました。
  福井港は「100億円の釣り堀」と揶揄されて久しいわけですが、・・・・。

 その後、石川県議会の議事堂を訪問しました。洗練された感じの建物です。


 午後からは、新日本婦人の会福井県本部のみなさんが田島会長、多田事務局長を先頭に、福井県への要望交渉にこられました。教育関係、原発関係、再生可能エネルギーの拡大、消費税、TPPなどで申し入れました。

  教育委員会関係では、「いじめ、自殺が社会問題になっている今こそ、小中高の30人以下学級を」「中学の武道・ダンス必修化にあたり、子供の安全が守られるよう専門家の配置を」「中学生の職場体験としての自衛隊での体験は見直しを」などを求めました。林教育長はじめ担当課長に応対していただきました。
 県教委側は「小学5,6年生は36人、中1は30人、中学2,3年は32人学級にしている。今年度から発達障害児への対応として特別非常勤講師を配置している」「柔道30校、剣道41校、両方4校。福井は剣道が多い。体育教員の92パーセントが指導経験がある」「自衛隊の職場体験は4校27名。自衛隊は国の組織であり問題ない」などと答えました。

  会の側からは、「いじめなどのサインを見逃さないためにも先生のゆとりが必要。少人数学級を」、「柔道着や武具などの負担も増えている。女子への対応が心配」、「海外派兵もされる自衛隊を職場体験の選択肢に入れることは問題」などの意見がだされました。

  原発関係では、「大飯3,4号機の停止を求めてほしい」「ヨウ素剤を保育園、学校、家庭などに配備を」「福島原発事故を想定した避難対策を」などを求めました。
  県側は「福島事故ふまえた安全対策がされているので停止を求める考えはない」「これまでは2.2万人分だったが、22万人分を備蓄する。丹南、福井の健康福祉センター、市役所にも置く。ただ、服用のタイミングや副作用の問題、6歳以下の子供用の薬剤がない、などの課題がある」「国が10月31日に災害対策指針を出したが、内容は骨格のみ。具体的判断基準がしめされていない。拙速なところが多い。期限は3月18日というが、現状ではつくれない。県としては6月に暫定措置を決めた」などと答弁がありました。

 会のみなさんからは「大飯は活断層の問題もあり、運転停止してしっかり調査すべき」「原発事故の際には早くヨウ素剤を服用すべきであり、そういう体制をつくるべき」「福島事故をふまえた防災計画がないまま、運転させていることはおかしい」などの声が相次ぎました。



           ★


   敦賀市の河瀬市長は「疑わしきは罰せず」と述べた大飯原発活断層問題。

  現行の基準でも原発建設が認められない構造である疑いがあるのだから、せめて調査が完了するまでは停止を求めるのが、推進側の人にとってもモラルではないか。

共産党が言うように、日本には「ここなら原発つくっても大丈夫」と太鼓判をおせる地盤の地域はないのだから、原発ただちにゼロをめざす政治を実現しましょう。国民の安全第一の共産党です。


  このような大飯原発をめぐる状況のなか、11日には福井市中央公園野外ステージで県民集会が開催されます。
ぜひご参加ください。

☆11.11 全国一斉行動☆ 大飯を止めろ!さよなら原発福井県集会!

日時:11月11日12:00~13:30 at 福井市中央公園野外ステージ(福井県庁横)集会後パレードをします。各団体・個人からのアピールを最大2分間ということで受けつけます。

以下、報道。

■NHK・・・・・・大飯原発の“断層”結論出ず

国内で唯一運転している福井県の大飯原子力発電所の断層が、活断層かどうかを評価する国の原子力規制委員会の専門家会議は、7日改めて議論しましたが結論は出ませんでした。
専門家会議は関西電力に追加の調査を求め、判断するまでには時間がかかる見通しです。

国の原子力規制委員会の2回目の会議には、島崎邦彦委員と専門家の合わせて5人が参加し、大飯原発の敷地を走る「F-6破砕帯」という断層が活断層かどうかや、今月2日の現地調査で見つかった地層のずれが「活断層」か「地滑り」かについて議論しました。

7日の会議では、まず関西電力の担当者が説明し、「F-6破砕帯はこれまでの想定より短く600メートルにとどまっていて活動性はない。また地層のずれは地滑りによるものだ」として、ずれや破砕帯は活断層ではないと主張しました。
これに対し専門家から「破砕帯の立体的なデータが不足している」「地層のずれの付近をさらに掘って調べるべきだ」といった意見が相次ぎ、活断層について結論が出ませんでした。
規制委員会の島崎委員は「非常に限られたデータを基に議論しているので、原子炉の近くで地面を掘るトレンチ調査を改めて行ったうえで、誰が見ても『そうである』という形で決着したい」と述べ、関西電力に追加調査を求めるとともに、専門家の現地調査を改めて行うことにしました。

これに対し東洋大学の渡辺満久教授が、「大飯原発は運転中でスピード感を持って判断することが使命で、悠長なことを言っている場合ではない」と述べ、調査の進め方に異議を唱える場面もありました。
規制委員会は、活断層だと判断した場合、大飯原発の運転停止を求める考えですが、次回の会議は追加の調査で重要な成果が得られてから行われることになっていて、専門家が判断するまでには時間がかかる見通しです。・・・


 

あらためて北陸新幹線計画の問題点を痛感・・・・金沢市で北陸3県議会議員研修会

2012年11月07日 | Weblog
 昨日は北陸3県議会議員研修会が金沢市で開催されました。広域観光について、南九州観光調査開発委員会委員の島田始氏の講演をお聞きしました。
  新幹線の金沢開業がせまるなかで開催されたが、いろんな問題点も指摘された。

・八戸は新幹線がきても、250軒程度の旅館などが倒産した。八戸新幹線の悲劇。なにもしないまま交通インフラをしてもだめ。
・飛行機と競合するということは最寄り駅を通過する。沿線は廃れる。
・金沢ひとり勝ちの状況がうまれる。しかし、その周辺が沈むと金沢もあきられる。
・新幹線開業までに旅館などをいかにつぶさないか。新幹線で最初の2年間は潤うが、問題は3年目から。
・自分の町をアピールしないと、経済循環できない。観光とはその土地の資産を守れるかどうか。過疎にならないかどうか。
・農水省の郷土料理100選に、北陸3県は1つずつしかアンケート段階では入らなかった。鹿児島9つ、熊本5つ。いいものがあっても全国に知られていない。「新幹線できます」式のPRではだめ。
・県や地域できるのではなく、エリア化が必要・・・・・・などなど実際に南九州の「成功」を手がけてこられた方のお話だけに、新幹線などインフラ整備だけでは地域経済が陥没しかねない危険な問題点などリアルでした。

 
   「金沢に新幹線がくるのに福井にこないのはさびしい」「新幹線で観光などの流入が増える」・・・・など漠然とした期待感よりも厳しさこそみなくてはなりません。講師も指摘してましたが、2035年問題と言われる急激な人口減少・超高齢化です。
  さらに、「消費税増税の時期と重なる問題」も指摘されていましたが、国民の消費購買力をそぎ落とす大増税の実施が観光政策に暗い影を落とすことも間違いないでしょう。

  逆に、新幹線計画を見直す必要も痛感する講演会でした。いまなら、引き返せる。無謀な計画にストップをかけましょう。


          ★

  アメリカ大統領選挙の投票がすすんでいます。ニュースのなかでハリケーンの被害をうけたニューヨークでは、どこの投票所でも投票できる、との報道がありました。
 なぜ、ニューヨークが脆弱なのか。National Geographic の記事が参考になります。
 福井市も全国に稀な水害をまねきやすい構造があります。巨大ダム計画よりも、緻密なエリア対策こそ必要でしょう。

 以下、報道です。

■ニューヨークがハリケーンに弱い理由
Rena Silverman
for National Geographic News


 時速160キロの速さで5億トンもの海水を運んでこられては、どんな都市も無傷ではいられない。 しかし、温帯低気圧に変わったハリケーン「サンディ」が先ごろ上陸したニューヨーク市は、世界のどこよりも脆弱な都市であることが明らかになった。
 「ハリケーンがニューヨークに来るときは、カテゴリーを1つ引き上げて考える必要がある。ここはハリ ケーンを迎えるにはおよそ最悪の場所だ」と、ニューヨーク市立大学クイーンズ校の堆積学・海岸地質学教授ニコラス・コッチ(Nicholasr Coch)氏は述べている。
 事実、サンディは(一番低い)カテゴリー1のハリケーンであったにもかかわらず、ニューヨークは大規模な洪水に見舞われ、地下鉄、自動車用トンネル、街路、空港が水浸しになった。なぜニューヨークはこれほどまでに脆弱なのか。

◆理由その1: ニューヨークの開湾
 「開湾」(bight)とは、開けた海岸線が湾曲または屈曲した部分のことだ。
 サンディは、海岸線を北上しながら集めた大量の海水と雨水をニューヨーク開湾に運んできた。サ ンディが開湾にぶちまけた大量の水は、開湾の逆さL字の部分に閉じ込められた。行き場をなくした
水は陸地にあふれ出し、ニューヨーク証券取引所NYSEや自由の女神像のあるニューヨーク最南部も浸水した。大量の水が起こした波は集まって恐ろしい高さの高潮となった。
 
◆理由その2: 高層ビルや橋がきわめて脆弱
 サンディのような巨大ハリケーンでは、ハリケーンが到達するより先に、高いところで風が吹き出す場合がある。高度が高くなるほど、風が出始めるのも早い。建築済みの高層ビルが5818棟あるニューヨークは、香港に次ぐ世界第2位の高層都市だ。
 サンディによる風は、上陸4日前からニューヨークで観測され始めた。J.P.モルガンのオフィスがあるビルのように、高層階では窓が完全に吹き飛んでしまう事例も起こりうる。
 
◆理由その3: 重要な地下構造の多くが洪水に弱い
 ニューヨークの地下には世界有数の優れた都市用水システムのほか、地下鉄網、自動車用トン ネルがある。サンディが上陸し、ロウアーマンハッタン(マンハッタン島南端部)が洪水に見舞われる と、たちまち地下全体が水沈した。
 地下鉄トンネルはすべて浸水した。自動車用のブルックリン・バッテリー・トンネルも約1.2キロにわ たって浸水したほか、市中と市外を結ぶ4つの自動車用トンネルに水があふれた。洪水の水は海水 のため、老朽化した市の配管や地下鉄線路に腐食の被害をもたらした。

◆理由その4: 市の端部に重要施設が集中している
 ニューヨーク市の沿岸部には、10の救急サービス基地、19の大学、約500の学校、23の病院、57の老人ホーム、17の発電所、13の下水処理施設がある。
 マンハッタン島の沿岸部には、ウォール街とNYSEを含む金融地区もある。このことは、ニューヨーク のハリケーンに対する脆弱性は同市だけの問題ではなく、世界の金融市場全体の問題でもあることを意味している。

大飯原発再稼動了承の根拠が危うくなった以上、西川知事は運転停止を求めるべきです

2012年11月06日 | Weblog
  昨日は、かねもと候補との街頭宣伝、終日打ち合わせや会議がつづきました。
街頭演説では、大飯原発の破砕帯調査で活断層との疑いがつよまったことをうけて、大飯原発の運転停止を求めました。
  福井県や県議会が大飯3,4号機の再稼動について議論している時に、渡辺教授らは破砕帯調査を求めていましたが、国はそれをおこなわないまま、問題なしとして再稼動を認めました。
  福井県の安全専門委員会も国、関電の説明・判断に追随し、それが県や議会の判断にも影響しました。

  福井県が再稼動を了承した根拠のひとつが極めて危うい状況になったのですから、西川知事は国に対して、みずからの再稼動了承を取り消し、県民の命と安全最優先に運転停止を求めるのが筋でしょう。

  以下、報道です。

■中日・・・大飯原発調査 活断層見方強まる 結論は持ち越し

関西電力大飯(おおい)原発(福井県おおい町)の敷地内にある「F-6断層(破砕帯)」が活断層かどうか現地調査した原子力規制委員会の調査チームは四日、都内で会合を開いた。チームは、北側の試掘溝(トレンチ)で見つかった岩盤のずれと割れ目の二つに注目し、F-6断層が活断層であるとの見方を強めたが、結論は七日の次回会合以降に持ち越した。 


 会合では、規制委の島崎邦彦委員長代理を除く四人がそれぞれの見解を示した。渡辺満久・東洋大学教授は、岩盤のずれができたのは、上部の地層との関係などから十二万~十三万年前以降だとし、「活断層で、原発の運転をすぐに停止して調査すべきだ」と主張。


 立命館大の岡田篤正教授は、一方の岩盤の割れ目について、割れ方や石の入り込み方から「二回動いている」と指摘。ただし、「活断層と考えるには、断層の状態が異様。(山肌がずれ落ちる)地滑りが原因ではないか」とも述べ、活断層の証拠にはなりにくいとの見方を示した。


 問題提起を受け、議論に入り、岩盤のずれと割れ目ができた年代は、すぐ上が九万五千年前の地層であることから、原発の設計上考慮すべき十二万~十三万年前以降との見方では一致した。ただ、これらが断層活動によってできたのか、地滑りによるものなのかは議論が分かれた。


 議論が平行線になったため、島崎氏が会合を打ち切った。七日の会合では関電から説明を求めた上で、再び議論する。調査チームが活断層である可能性が高いと判断すれば規制委は関電に再稼働した3、4号機の運転中止を求めることになる。・・・・・