『まずは、「1社3年」働いてみなさい!』(樋口弘和著、すばる舎)を読む。
タイトルからして、主に入社3年以内の若手社員向けの本なのだろうが、人事・人材教育に携わる者ならば、読んで大いに参考になる。
最初に早期離職によってもたらされる現実、すなわちデメリットについて述べている。その次に、最初の3年間がどういう意味で重要なのかを解説した上で、この期間を充実させるのに必要な基礎能力「達成志向」、「適応能力」、「自己認識力」、「完遂能力」、「コミュニケーション力」を紹介する。最後に、それでも転職したいという人に向けて、自分をキャリアアップさせてくれそうな企業を選ぶ方法を“伝授”してくれている。
ターゲット読者層へ向けて比較的平易に書かれているが、自身が経営者を務めるベンチャー企業での実体験に照らし合わせて述べているので、理論に迫力がある。
私が現在の仕事に携わって4年あまり、多くの人事コンサル、専門家と面識を持てたが、その中でも筆者の樋口氏は、一番地に足着いた正しいことを述べている方だと思う。こういう方の講演を聴いたり、実際に研修を受けたり、お話をさせていただいたり(私のようなアマチュア人事マンにも非常に腰が低く謙虚である)と、色々と薫陶を受けられるのは人事担当者冥利に尽きる。
タイトルからして、主に入社3年以内の若手社員向けの本なのだろうが、人事・人材教育に携わる者ならば、読んで大いに参考になる。
最初に早期離職によってもたらされる現実、すなわちデメリットについて述べている。その次に、最初の3年間がどういう意味で重要なのかを解説した上で、この期間を充実させるのに必要な基礎能力「達成志向」、「適応能力」、「自己認識力」、「完遂能力」、「コミュニケーション力」を紹介する。最後に、それでも転職したいという人に向けて、自分をキャリアアップさせてくれそうな企業を選ぶ方法を“伝授”してくれている。
ターゲット読者層へ向けて比較的平易に書かれているが、自身が経営者を務めるベンチャー企業での実体験に照らし合わせて述べているので、理論に迫力がある。
私が現在の仕事に携わって4年あまり、多くの人事コンサル、専門家と面識を持てたが、その中でも筆者の樋口氏は、一番地に足着いた正しいことを述べている方だと思う。こういう方の講演を聴いたり、実際に研修を受けたり、お話をさせていただいたり(私のようなアマチュア人事マンにも非常に腰が低く謙虚である)と、色々と薫陶を受けられるのは人事担当者冥利に尽きる。