雁のなく峯のむら雲うちしぐれもみぢしぬべき秋の空かな(柳葉集)
吹きおくる風のままにぞしぐれゆくただ一むらのうき雲の空(法性寺為信集)
秋の行く野山の浅ぢうら枯れて峰にわかるる雲ぞしぐるる(新勅撰和歌集)