「踏み破る」という語の「①踏んで破る。踏んでこわす。蹴やぶる。また、ぶちこわしにする。」という語釈は日本国語大辞典第2版では、『日葡辞書』(1603-04)の例を早い用例として挙げていますが、100年以上さかのぼる用例があります。
すはや地獄に、帰るぞとて、大地(だいジ)をかっぱと、踏み鳴らし、大地をかっぱと、踏み破つて、奈落(ならく)の底にぞ、入(い)りにける。
(謡曲「野守」)
『日本古典文学大系40 謡曲集 上』岩波書店、1960年、317ページ
「踏み破る」という語の「①踏んで破る。踏んでこわす。蹴やぶる。また、ぶちこわしにする。」という語釈は日本国語大辞典第2版では、『日葡辞書』(1603-04)の例を早い用例として挙げていますが、100年以上さかのぼる用例があります。
すはや地獄に、帰るぞとて、大地(だいジ)をかっぱと、踏み鳴らし、大地をかっぱと、踏み破つて、奈落(ならく)の底にぞ、入(い)りにける。
(謡曲「野守」)
『日本古典文学大系40 謡曲集 上』岩波書店、1960年、317ページ