「法(のり)の教え」という用語は「仏の説いた教え。仏教。」という意味です。日本国語大辞典・精選版では玉葉和歌集(1312年)の和歌を用例としてあげていますが、さかのぼる用例があります。
左 成範
ふたつなき法のおしへを背つゝいく度六のみちにまとひぬ
(巻第百八十七・広田社歌合、述懐)
塙保己一編『群書類従・第十二輯(訂正三版)』続群書類従完成会、1993年、220ページ
西の池にこころの花をさきだててわすれず法のをしへをぞ待つ
(聞書集)
佐佐木信綱校訂『新訂 山家集(岩波文庫)』岩波書店、1928年、232ページ
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