「恋衣(こいごろも)」用例 2017年08月05日 | 日本国語大辞典-か行 恋衣という語の「恋する人の衣服。」という語釈は、日本国語大辞典・第二版では風雅和歌集(1346-49年頃)の用例が早い用例として挙げられていますが、もっとさかのぼる用例があります。 恋衣重(かさ)ぬるつまもなき物を別れを告(つ)ぐる鳥の声かな(藤原季経、恋、980)『和歌文学大系49 正治二年院初度百首』明治書院、2016年、171ページ かさねしもむかしになりぬ恋衣いまは涙にすみぞめの袖(問はず語り、巻四、岩波文庫、1968年、222ページ) « 「二筋(ふたすじ)」用例 | トップ | 「畔伝い」用例 »
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