monoろぐ

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「上葺き②」用例

2021年11月03日 | 日本国語大辞典-あ行

 「上葺き」という語には「② かやの類で屋根を葺くこと。」という語釈がありますが、日本国語大辞典よりもさかのぼる用例が複数あります。また、屋根そのものの語釈がないので、追加すべきと思います。

寝殿の南面を女院の御見物のところとす。南のついがきにそへて。かたはや二宇をつくる。竹をもちてたるき柱とす。松をもてうはぶきとす。紫べりの畳をしく。
(承元御鞠記)
『群書類従19』、371p

洞院摂政家百首に、旅 藤原信実朝臣 
塩風に/笘のうはふき/ひまみえて/うきねの枕/あけぬ此夜は 
(続古今和歌集)~国文学研究資料館HPより


1 コメント

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Unknown (mono)
2021-11-20 08:28:51
千五百番歌合「かたをかの-すすのしのやに-あきくれぬ-しくれもらすな-ならのうはふき 」は、語釈①に該当するようなので、削除しました。
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