題しらす よみひとしらす
さは水にかはつなくなりやまふきのうつろふ影やそこにみゆらん
(拾遺和歌集~国文学研究資料館DBより)
やまふきのはなかけみゆるさはみつにいまそかはつのこゑきこゆなる
(古今和歌六帖~日文研HPより)
さつきまつほとにさはみつまさりつつよとのまこももおひにけるかな
(元真集~日文研HPより)
沢辺月
霧はれぬかたふく月にたつの鳴く其山もとの秋の沢水
(草根集~日文研HPより)
枯野
冬かれは又や氷をうつむらん草にかくれし野への沢水
(草根集~日文研HPより)
雲浮野水
かけ見えて一村過くる浮雲に雨打ちそそく野への沢水
(草根集~日文研HPより)
たいしらす つらゆき
まこもかる淀のさは水雨ふれは常よりことにまさる我こひ
(古今和歌集~国文学研究資料館DBより)
あめふれはつねよりまさるさはみつとききしもきみかなみたなりけり
(元真集~日文研HPより)
さゞれ石の上もかくれぬ沢(さは)水のあさましくのみみゆる君哉
(兼盛集~「和歌文学大系52」明治書院)
いとつれなかりける人に
神なびの山の沢(さは)水きみなれやあさましくのみ見(み)えしわたれば
(兼盛集~「和歌文学大系52」明治書院)
山里に水あるところに、客人来たり、祭主輔親、
この宿にわれをとめなん沢水に深き心のすみわたるべく
(栄花物語~新編日本古典文学全集)
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