おもへば水の 2021年04月29日 | 日本古典文学 「夜の鶴」に出てくる「おもへば水の」という句の古歌は見つからない、というふうに講談社学術文庫『十六夜日記・夜の鶴』(森本元子、昭和54年、196p)に書いてありますが、伊勢物語が出典だと思います。男の訪れが無く物思いをする女が、手洗いのたらいの水に映った自分の姿を見て詠んだ歌。 わればかりもの思ふ人はまたもあらじと思へば水の下にもありけり「伊勢物語(新編日本古典文学全集)」 « 沢水 | トップ | 古典の季節表現 夏 牡丹 »
コメントを投稿 goo blogにログインしてコメントを投稿すると、コメントに対する返信があった場合に通知が届きます。 ※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます 名前 タイトル URL ※名前とURLを記憶する コメント コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。 コメント利用規約に同意する 数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。 コメントを投稿する
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます