ニュース記事ではないが、soarというWEBメディアの記事から。
適応障害の診断を受けた鈴木悠平さんが、べてるの家に教えてもらった回復の道のり | soar(ソア)
自分の声を聞いて、“ちゃんと”自分助けをする。自分が当事者であることから逃げないこと。
べてるの家の当事者研究は、決して「傷のなめ合い」的な共依存関係ではない。それぞれのありのままを受け止めつつも、一人ひとりが自分の人生の主人公になれるのだという、強い理念と信頼によって支えられていることを感じる言葉だ。
精神保健福祉士のような、相談援助の「専門職」は、援助する相手の人を、「その人自身の専門家」として対等である、ということを常に意識するようにと教わる。精神保健福祉士の養成課程の中で、覚えている数少ない要点のひとつだ。これを、援助を求める人、困りごとを抱えた人の視点で考えると、この記事のようなことになるのだ。自分自身をよく研究し、自分なりに応えていく。それが、「自分自身の専門家である」ということなのだ。
このことを、私なりのやり方で深めているのが、「自分のブログを書く」という行為だと、再認識している。今のような、育休中の手持無沙汰の時間に、自分を見つめなおしたり、自分のある側面を思い出したり。前回の育休中は何を考えていたっけ、前に転職した際の決め手はなんだったっけ。この、自分のブログを書き続ける、というのは、ときにメンタル不調に陥る人には、「自分研究」「自分助け」にとても有効なツールだと思う。自分研究にもなるし、ときに世の中研究として、「綴り方」の要素も含んでいる。 ※綴り方の思想については→ 『現代日本の思想』 - ほっぷ すてっぷ
基本的には、自分で自分のブログを読む。でも、ときに読者が温かく反応してくれたり、そこから気づきを得たときにそのことを教えてくれると励みになる。ただ、ときに強すぎる刺激になったり、過剰な恐怖にもなる。そのあたりをコントロールできると、なおよい。今のところ、そういうプラットホームはなさそうだ。
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