簡単に言えば、人の役に立っている実感がないから。世の中の多くの仕事は、そんな実感に乏しいものだと思う。医療や福祉などは別として。だからその実感を、組織の中で役割を果たした実感で代替するのではないか。実際世の中のためになったかはわからないけど、とりあえずこのチーム、この会社にとっては良かったようだ、と。役割からの実感がなかったもしても、売上を計上すれば、「会社の売上に貢献しているだろ」と認識できる。もしくは、取引先の担当者が喜んでいるので、なんか良かった、とか。
世の中の役に立つかどうかを気にせずに仕事にのめりこめる人もいる。立身出世型の人。業績を世の中にアピールしたい、トップになりたい、という欲も悪いものとは思わない。ただ、ライターの仕事は、世の中への貢献よりも、立身出世欲の高い人のほうが向いてるんだと思う。少なくとも、私がいるメディアのような場所では。だって、世の中のためになっているかは分からないし、組織としての動機付けもない。みな自分の仕事に没頭しているからなのか、記事の感想を言い合うこともあまりない。上司は、信頼しているという態度を利用して、仕事の仕方に全く口出ししない。こちらもこちらで、安定した仕事をしてしまうわけだが、モチベーションの問題は残ったまま。
そんな訳で、児童福祉にまつわる本を読んでいる。児童虐待とか、里親とか。そして、社労士の勉強ができていない。迷える人だわ…。
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