亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

韓国さらに買い増しに

2012年08月07日 22時59分48秒 | 金市場
ここには書かなかったが、先週韓国の中央銀行(韓国銀行)が7月に金を16トン買ったことを発表した。

セミナーでも繰り返し韓国が金を更に買い増すのではないかと背景も説明し、ここでも過去何回か書いてきた、今年のどこかで追加購入が明らかになるとしてきたので、記憶されている方々もいることと思う。内容は繰り返さないが、ほらね!という感じ。しかし、これでも70.4トンなので、あのギリシャ(111.7トン)より少ない。直近のデータではインドネシアの次で、上から数えて40番目の保有量となる。当然、まだ買うだろう。韓国中銀の買い方は相場を見ながら押し目買い(下がったところを買い)ということで、一般的な中銀の買い方とは少し異なると見られる。いずれにしても、こんなものではないだろう。

さてロンドン・オリンピックだが、NHKがかなりの競技を網羅して放映しているのと、それに応えるような各競技での日本選手の活躍で、まさにオリンピックは一大エンターテイメントであることを感じさせてくれている。残すところ後5日ほどだが、開催国イギリスの景気が良くない。すでにオリンピック開催中の足元で景気後退の状況で、これからさらに落ち込みも大きくなりそうな雲行だ。すでに中央銀行であるところのイングランド銀行(BOE)は成長見通しを下方修正し量的緩和策の拡大を続けてきた。

8日にもBOEの政策決定会合が開かれるが、さらに成長率の見通しを引き下げると見られている。資産買入れ(量的緩和)の拡大も予想されている。米国と兄弟分の国だが、バブルも似たように膨らんでいた。弾けた後の始末に苦しんでいる。もちろん財政も厳しいゆえに緊縮策を取ってきたが、急に締めたことが景気の失速につながりそうだ。BOEは危機感を強くして対応しそうだ。

「なでしこ」準決勝、ハラハラしたねぇ・・・・・・。男子も負けられません!!


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