亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

バーナンキ再任へ、そしてWAG売却量144トン

2009年08月25日 22時20分12秒 | 金市場
来年の1月に早くも任期満了を迎えるバーナンキFRB議長の再任方針が決まったとのこと。再任については、このところ先行してそうした見通しが伝わっていたが、確かに過去1年近くにわたる極度に緊張を強いられる環境の中にあって、冷静にここまで乗り越えてきたことは確か。少なくともここまでは・・・ということだが。ローレンス・サマーズ国家経済会議委員長とイエレン・サンフランシスコ連銀総裁も候補と目されていたが、結局動乱のなかでここまでの経過から“安パイ”に落ち着いたということか。議会との関係を考えても前政権が指名した議長でいったほうが無難ということのようで。

金市場の話だが、第2次ワシントン協定の満了まで後1ヵ月となったが、ここまでのところ最終年の売却はわずかに144トンに止まっているとのこと。単年度で500トンの売却枠があるので、残り1ヵ月で356トン売却できるが、協定の趣旨がである市場に混乱を起こさない」ということから考えて、それは考えられない。フランスが駆け込みで多少売る程度ではないか。昨日、NYの引け間際にまとまった売り物が出て30分で10ドル超の急落状態となった金がだ、ロンドンからNY時間に掛けて値を戻している。バーナンキ再任を囃しているのだろうかね。

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1 コメント

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矩形 (いつも拝見しております)
2009-08-25 23:14:28
最近のチャートはオシログラフのようですね。
ノイズっぽい波形も多数見られるし、時代はデジタルって感じです。

オプション絡みなのかもしれませんが、それでも普通じゃない気がしますけど・・・
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