「足元でインドなど新興国需要は現地価格の高止まりで干上がった状態にあり、むしろ売り戻しの増加が伝えられている。それがために、金ETFの増加にもかかわらず金市場は900ドルすら固められない状況となっている。当座は850ドル近辺の価格も予想されるのだが、深押しは避けられるものと見る。今年2月に超えられなかった過去最高値更新は、年前半にも達成されるものと見られる。」
これは3月中旬に書いたあるレポートで、同様のことを他にも書いたり話したりしてきた。4月2日に「レンジの下限に」と題して書いたが、さっそくその850ドルが迫ってきたのが昨夜の動きだった。4、5月のインドなどの換金売りが下火になること、さらにヘッジファンドの解約原資捻出のたたき売りも昨年ほどには膨らまないという見通しに他いくつかの要素を考え、こう読んだ。
今朝のニュースではこの1-3月期のインドの輸入量はわずかに20トンとのことだった。昨年の1-3月期は141トン。先日ここにインドが一時的に金の輸出国になっているという話を書いたが、それほどのマグニチュードで換金売りが続いている。ただ、伝えられるところでは、「続いていた」とどうやら過去形になる様子。さすがに4、5月は需要期につき、まず読むのは需要が急回復というよりも「換金売りの後退と需要の戻りでネットの輸入が回復基調」ということ。それだけでも需給の好転は望めるというわけだ。年始からの金ETFの増加も記録的なら、スクラップの売り戻しも「TUNAMI」状態だった。
今夜の甲子園が手に汗握る展開だったので更新が予定より遅くなった。GFMSの需給データが先ほど発表されている。
これは3月中旬に書いたあるレポートで、同様のことを他にも書いたり話したりしてきた。4月2日に「レンジの下限に」と題して書いたが、さっそくその850ドルが迫ってきたのが昨夜の動きだった。4、5月のインドなどの換金売りが下火になること、さらにヘッジファンドの解約原資捻出のたたき売りも昨年ほどには膨らまないという見通しに他いくつかの要素を考え、こう読んだ。
今朝のニュースではこの1-3月期のインドの輸入量はわずかに20トンとのことだった。昨年の1-3月期は141トン。先日ここにインドが一時的に金の輸出国になっているという話を書いたが、それほどのマグニチュードで換金売りが続いている。ただ、伝えられるところでは、「続いていた」とどうやら過去形になる様子。さすがに4、5月は需要期につき、まず読むのは需要が急回復というよりも「換金売りの後退と需要の戻りでネットの輸入が回復基調」ということ。それだけでも需給の好転は望めるというわけだ。年始からの金ETFの増加も記録的なら、スクラップの売り戻しも「TUNAMI」状態だった。
今夜の甲子園が手に汗握る展開だったので更新が予定より遅くなった。GFMSの需給データが先ほど発表されている。
ただ日本の金ETFは調べてみるととても難しいと思ってしまいました。投資家が何を思って売買してるのか今一わからない感じ。株式市場で新規参入の新興株みたいに流行りもの扱いでなければいいのですが…購入した金ETFが損益ブルーになってもどっしり構えていられる人は少ないのではないでしょうか?
金ETFが普及して金が金融商品としての性格が強くなると、それなりに難しい事もある感じがしました。
では何故金を保有しようとするか。それは利子がつかないカラである。つまりインフレと利子がつかないと言うことである。利子がつかないと言うことはまあ我慢するとして、インフレもしくは紙幣交換については手がない。
では金は金になるか?これは分からない。
では金は今どのようにして金と結びついているか。それは商品として売り買いされている時につく。それなら簡単で、皆が金を購入すれば上昇する。
では世界で金もって、金を購入することができる人々がいる国はどこか?
どうもそれは日本である。したがってインドよりも日本人が購入しないと上昇しない。ところが日本人は上昇すると買う。
ここに矛盾があるが、ここは一つのキャンペーンを国内でして、多くに人が少し買えばあっという間に4000円は越すのではないか。
朝9時東京市場が開いて値決めされロンドン、NYと順に売買により各市場で値決めされて行く。その時各市場の状況を映して売買が行われる、と思ってます。
日本の金ETFは比較的高値で買われているようなので投資家がどんな方針で買われてるのかな?と、ちょっと心配になった訳です。上値だけでなく下値線もしっかり見て買って下さってるといいのですが…