亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

湾岸オイルマネーの資産配分見直し

2005年09月21日 23時55分45秒 | 金市場
本日は、午後の半日の研修が入っていた関係で更新がままならぬ状態だった。FOMCも市場の事前予想通りの展開につき波乱には至らなかった。為替もドル円に動きはあったが(金利差?からのドル買い)それも押し戻され気味に推移している。依然として保合い相場。為替に方向性は出ていない。方向性の出た金市場は、利上げは織り込み済みでむしろ見送りを期待していたと言っていいだろう。

それにしても金市場は引き続き現物の引き合いが伝えられるのだが、これがインドの宝飾需要などということは考えにくい。ドル資産急拡大中の湾岸オイルマネーのasset allocationの見直しに伴った金の買い増しと考えたほうが理解し易い。もちろん今に始まったわけではなく2年程度前から目立っていた。加工需要が下値を固め、その上に投資需要が乗っかっているということ。FOMCでも指摘されたエネルギー価格上昇によるインフレ圧力増大は、金への資金シフトを動機付けるものでもある。確かに長期的なインフレ期待は抑えられているが、燃え始めると一気に気運が高まるのも経験則の教えるところ。

先週発表されたGFMSによる需給の英文レポートを帰ってきてからパラパラみたが、なるほどこれは材料になるという内容だった。

「カトリーナ」の次は「リタ」か~~。あまり恐そうな名前ではないけどね。Lovely Ritaという曲があったよね・・・思い出した!Beatlesだった。
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