亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

resilient(リジリアント)

2013年07月30日 00時00分15秒 | 金市場
先週のNY金は終わってみれば1300ドル大台を回復しプラスで終了し、週足では2.2%高で終了。これで3週連続の上昇で今月に入り8%の上昇。今月に入り8%の上昇となっている。先週も取引時間中に1300ドル方向に売り込まれても、通常取引の終盤や引け後の電子取引では買戻しの動きが目立ち1330ドル台に戻るという展開を先週は続けた。

今週は、結果如何では金のみならず為替や株価などを大きく動かす可能性のあるイベントが控える。まずFOMCだが、声明文が発表される31日(水)には4-6月期の米GDP速報値が発表される予定となっている。GDPの伸び率に関し、ここにきて経済指標自体がパッとしないものも増えた関係で(投資銀行などでも)本体のGDP伸び率は下方修正されるとの見通しが増えている。仮にそうであれば、FOMCは先週のバーンナンキ記者会見の内容に沿ったものになると思われることから、金市場ではショートカバーが続くと見られる。

8月1日は欧州中央銀行(ECB)の理事会、米国ではISM製造業景況指数の発表。そして8月2日金曜日の米雇用統計へと続く。雇用統計の方は、雇用増が18万人台の予想に集約されてるようだが、問題は失業率。予想は0.1%改善で7.5%というものだが、7.4%という見方もある。そうなるとここまでのパターンでは金は売られるところだが、足元のドル円相場にも表れているが、先行して織り込んで売られてきた経緯があることから、打たれ強くなっている(

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