亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

一歩後退二歩前進

2007年01月22日 18時50分42秒 | 金市場
昨日の日経本紙では「異常気象特集」。本日やはり日経(京都で買った関西版?)、こちらは広告欄にデカデカと日経ビジネスの「エタノールメジャー」と題した特集記事の見出しが躍っていた。どうも「燃料と食糧」が合体した問題になりコーンなど穀物への関心が高まる。すでに随分と値上がりしているが、90年代中盤の急騰の記憶も蘇り、投機人気は持続しそうな様相だ。異常気象がそれを煽る構図。思えば昨年9月、10月には、「大型ハリケーン来襲見通し」という本来的に非常に不確実な予想が外れたということで、原油は下げたっけ。週末の海外市場では50ドル割れで目先の“禊(みそぎ)”が終わったかのようなWTI原油の戻し。下向きモメンタムに相乗りを決めたファンドのショート(空売り)攻勢も、さすがに40ドル台突入局面を更に売り込む気概もなく(・・・当たり前か、この局面はさすがにね)買い手仕舞いに。市場環境として手掛け易さの増した金のほうは、もっぱらテクニカル要因と週末要因が重なり上昇。展開としては一歩後退二歩前進、また一歩後退二歩前進というところ。米国関係のデータは週末のミシガン大学の消費者信頼感指数は3年ぶりの高水準。それでもドルは上に動かなくなってきた。

昨日は京都での定例の勉強会。夕刻から懇親会兼新年会。こちらはスタート17時半頃・・・・2次会にて解散したのが23時前という展開。京都も暖かだった。異常気象だ。ドル円では見えぬドルの弱さよ。。。。。。。。。。合掌(?ハハハ)

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2 コメント

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そのまんま東でそのまんま金利 (トミカ)
2007-01-23 12:57:20
 宮崎知事選で、政局がややこしくなりました。7月の選挙にむけて支持率も低下している内閣は、支持率低下要因を削除するのでは?浮動票でそのまんま東が圧勝したのを受けて金利据え置き政策をとるのかな?7月まで金利アップなしで株高で人気とりにでるのではないでしょうか?円安加速も考えられ金の国内価格上昇も考えられる。7月まで金利も「そのまんま」かな?
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発掘あるある大事件 (こう)
2007-01-24 05:11:55
発展途上国では、金の採掘は水銀を使うそうですが、体に良くないということで、採掘の仕方が変わり、金が思うように取れなくなり、金価格はまた上げそうな気配。

金利の上昇は、消費税導入後じゃないと無理なのではないでしょうか。借換え債を考えた人は責任問題ですよ。ここまで国の借金増えたらもう押さえようがありません。キャピタルフライトはもう始まっているのかも。
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