亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

切り下がった新たなレンジでの取引に

2014年09月08日 22時48分30秒 | 金市場

Non -Farm Payroll 略してNFPと呼ばれる非農業部門の就業者数。市場予想19万人から31万人まで予想数字の振れも大きかったが、予想の平均値は22万人台となっていた。20万人割れの可能性はあったものの、それでも19万人台というもので少数意見だった。いずれにしても14万2000人の増加にとどまるというのは、サプライズだったわけだ。

ただし週末を挟みこの結果に対する種々の評価もされているが、8月の雇用者数は業種によってはイレギュラーな数字になった可能性があり、数字が示すほどには心配の必要はないというのが米系メディアの反応となっている。結局、10月3日の9月分の発表に際して今回の数字がどの程度上方修正されるかが見ものというわけだ。

こうなると金価格の頭は重くなるのは止む無しで、どちらかと言うと切り下がってできた新たなレンジでの値動きが続くと見た方が良さそうだ。ただし、積極的に売りを持つ材料もなく、今週であれば週末12日に発表される8月の米小売売上高が注目材料となる。8月は、自動車販売が8月としては2006年1月以来の最高となったことから、前月の変わらずから8月はプラス(プラス0.8%)が予想されている。今週は手掛かり材料の薄い中でのレンジ相場となりそうだ。9月2日にここに書いたように、結局1260ドル前後の価格に収れんするのではないか。レンジを切り下げたものの、1290ドル台に復帰するほどの買い手掛かりもないのが現状となっている。

週末はウクライナでの停戦合意が戻り売りの材料とされたようだ。

テニスのUSオープン。錦織決勝進出。。。ひさびさにワクワクと心躍る状況。
場外の勝者は、胸にロゴが光る(光ってないか)ユニクロ。国内では、それに加えてWOWOW.。申し込む者が急増したろうなぁ。


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