今夜の注目指標は7月の米小売売上高だった。市場予想は前月比プラス0.2%。結果は、プラス0.8%と良かった。小売売上高は6月まで3ヵ月連続で前月比マイナスとなっており、米国経済の70%を占める個人消費の動向に影を投げかけていた。もちろんFRBも注視している。7月のプラス0.8%は今年2月以来の高さ。今回6月のデータはマイナス0.7%、5月はマイナス0.1%に修正された。
現地8時半に発表されたデータは、ちょうどNYの金のフロア取引に重なるが、この結果に18ドルほど急落。言うまでもなく9月のFOMCに向けた材料として、重要基礎データの改善は追加緩和を遠ざけるものと解釈される。こうした個別データへの反応は、9月のXデーに向けて以前にも増して見られることになる。
ところで先月はETFの減少が目立ち、金から他の値動きのいいものに乗り換えなどの見方があったが、ここでは年金基金などの資産配分見直しの季節要因を指摘した。8月入り以降、減少は止まり、むしろここまでは増加している。先週末も代表銘柄「SPDRゴールド・シェア」は3トン強増加している。
圧倒的スポーツ情報で迫ったオリンピックも終わり8月も後半。FOMC議事録要旨、ジャクソンホール、ISM景況感、雇用統計を経て1カ月後にはFOMCも終わっている。ここからテンポも上がりそうだ。
現地8時半に発表されたデータは、ちょうどNYの金のフロア取引に重なるが、この結果に18ドルほど急落。言うまでもなく9月のFOMCに向けた材料として、重要基礎データの改善は追加緩和を遠ざけるものと解釈される。こうした個別データへの反応は、9月のXデーに向けて以前にも増して見られることになる。
ところで先月はETFの減少が目立ち、金から他の値動きのいいものに乗り換えなどの見方があったが、ここでは年金基金などの資産配分見直しの季節要因を指摘した。8月入り以降、減少は止まり、むしろここまでは増加している。先週末も代表銘柄「SPDRゴールド・シェア」は3トン強増加している。
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