亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

早いもので6月最終週

2006年06月26日 17時52分09秒 | 金市場
さてさて今週は一大イベントFOMCが週後半に控えているため、いろいろ動き難いのだが、発表が日本時間30日の午前2時半頃なので、週末にひと波乱なのか大変動なのかというところだが、利上げを織り込みきっているので、見送りとなると結構な騒ぎだろう。ただし、連銀理事やらFOMCの投票権をもつ地区連銀総裁の多くがインフレ懸念を口にして利上げを強く示唆しているので、予想を違えると今後の見通しについて市場サイドの解釈に混乱が生じる可能性が高く、それこそ“「市場との対話」が崩壊”というリスクが高く冒険はできまい。

為替はドル回帰現象が続いている。ドル円に関して4月のG7後に空いた窓115.95~116.60円を本日は埋めそうな気配。じつは埋めるどころか116円台突入も当方は想定していなかったので、この展開は予想を外したことになる。ただ、今でもこのままドル高が続くとは思っていない。仮に続くのであれば、ますます「不均衡」という澱が溜まるのではないか。日銀が締めに掛かっている金融環境の中で、世界のマネーの流れを自国(米国)に引き寄せながら、輸入物価を上げることなく、住宅市場をソフトランディングさせ、景気を巡航速度にという方向を模索している。こっちとしては、なんとか29日を通過してスッキリさせてくれぃ!という感じだ。

昨日書こうと思って書けなかったのだが、中国の4大商業銀行の内のひとつ中国工商銀行が先週から人民元建てで最低単位10グラムという小口化した地金の取引を個人向けに始めている。上海支店を皮切りにしたものだが、現物を引き取ることはできない証書の取引だが、去年の7月にスタートした地金取引は最低単位が1キロだったので大幅に小口化したことになる。小口取引の手数料はグラム当たり0.4元となっている。上海取引所の価格はグラムあたり150元前後なので10グラムで日本円にして2万1000円程度。中国の個人も国際市場にリンクした価格で取引ができる環境が整ってきているということ。

あるゴルフ場の18番ホール 梅雨の時期に絵だけでも爽やかに・・。ちなみにバックティーから打って591ヤードのPAR5。2段グリーン。途中右側に池。何個沈めたやら・・・。

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2 コメント

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為替の振り子反転? (札幌ken)
2006-06-27 23:04:41
またあっという間に116円半ばですね。どうも最近の相場は行き過ぎ感が多いですね。福井さん問題と30日の発表など波乱含みの為替相場。コレを材料に大儲けする人・大損する人でそうですね。材料づくりと過剰反応。相場はゲーム化してますね。
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確かに ()
2006-06-27 23:54:13
相場はゲーム化していますが、経済自体がゲーム化そいているかも。振り子の揺り戻しは近いのではないですか。



札幌kenさん、しかし中日強いねぇ~。来月甲子園に行くぞ~。
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