日本が連休となった前週末から週明けのNY市場の金価格は、売りが先行する大荒れ相場となった。
まず前週末8月6日の金市場は、注目の7月の米雇用統計が予想を上回る好調な結果となったことで、米国経済の回復ピッチがさらに上がることが期待され、長期金利が上昇。主要通貨に対しドルが急伸し、金市場では売りが膨らむことになった。
NYコメックスの通常取引は前日比45.80ドル安の1763.10ドルで終了となった。
6月の米連邦公開市場委員会(FOMC)のメンバー予測で利上げ前倒し観測が浮上し、結局6月1カ月で7%もの下げ相場となった6月29日以来の安値水準でもある。
この日の朝方、労働省が発表した7月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比94万3000人増加した。市場予想の85万人増に対し大きく上振れすることになった。雇用者数の増減が景気動向を的確に映すとされることから、米国景気に対する強気見通しが高まることになった。6月分も当初の85万人増から93万8000人増に上方修正されたことも、強気見通しを後押しすることになった。ただし、7月分の雇用増の市場予想のレンジが35万~160万人と幅広かったが、新型コロナ禍からの回復ということで、イレギュラーなデータが表れやすいのも念頭に置く必要がありそうだ。実際に予想値の半分と結果が大きく下振れした、前々日発表のADP全米民間雇用報告の例もある。
ちなみに6月は悪化して注目された失業率は、5.9%から5.4%に大きく低下。予想値の5.7%を下回った。
そして日本が祭日の本日。実は、Podcastの収録を行っていたまさにその時間帯に、NY金は急落状態で、いわゆるアジア時間の薄商いの時間帯を狙ったとみられるファンドの売りに、大きく下振れることがあった。いわゆるFlash crash 状態に。戻りも早かった。引けまでどんな動きを見せるか。。。見もの。
本日、午前アップデイトした音声バージョン ポッドキャストにて、そのあたりの内容を・・・・
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Podcast拝聴しました 五輪開催は賛成でしたが、無観客は反対でした 都民はこの後負債を埋めるのに相当の負担を強いられそうで、先が思いやられますね。。
当方は接種の一番速い区の住民なので、もうモデルナ2回接種済みですが、神奈川県ではほとんどの現役世代がまだ打ててないでしょう このままでいいのかなぁ どこまでの後遺症と犠牲に国民は耐えられますかね。。