
さて金価格は大きく反発した。NYでは7.1ドル高の424.1ドルの引け。一時は425ドルを上回った。やはり下げ局面ではユーロに追随せず、410ドル台を割安と見た現物の買い引き合いに値を保ち、ユーロのリバウンド(戻り)には待ってましたとばかりに追随することとなった。派手な値動きとなったのは空売り(ショート)筋の買戻しを巻き込む形の上昇に加え、新規の買いを呼び込んだことによる。過去4年にわたりユーロとほぼ連動する形で上下してきた金。ところが今回、(ユーロの一定以上の下げに)連動しなかったのは、金価格はユーロに連動しているのではなく、ドルの水準を計るモノサシとしてユーロを見ているに過ぎないということである。したがってユーロ自体が、ドルの姿を映し出さなくなればユーロと金の連動性は失われるということである。つまり今回まさにそれが起きたというわけだ。ユーロが売られる中で、ドルは押し上げられたが、例えばドル円の水準はほとんど変化は見られなかった。スイスフランやポンドなども動いたが、やはりユーロの一人相撲といっていいだろう。ドルの状況が特段改善されたわけではナク、金が必要以上に売られる理由はなかったということ。
参考までに書いておくと、このところユーロが売られ、そして最終局面で総売りとなったとき、金価格も下げ基調を強めていたが、先日取り上げた金鉱株指数(XAU)はむしろ上昇していたのである。まことに強い動きで、昨晩の海外市場での急反騰を示唆していたと言うべきだろう。どうしても目に付いたので書き留めておいたのです。
先日
参考までに書いておくと、このところユーロが売られ、そして最終局面で総売りとなったとき、金価格も下げ基調を強めていたが、先日取り上げた金鉱株指数(XAU)はむしろ上昇していたのである。まことに強い動きで、昨晩の海外市場での急反騰を示唆していたと言うべきだろう。どうしても目に付いたので書き留めておいたのです。
先日
臼田です。いつも住友さんのゴールドニュース読んでます
プログの開設を読ませていただきました。
金製品を扱っているものとして、今後の動向を常に注視
していく上で先生のコメントは大変勉強になり又、参考とさせていただいております。今後のご活躍をお祈り申し上げます。プログ拝見させていただきます。
それでは失礼致します。