関西より戻りました。先週ある新年会で何人かの方々とそれぞれ足元のマーケットについて立ち話をする機会があった。感じたのは金価格について皆さん一様に強気だということ。なんだか正直言って、ムムムム ・・・だった。まるで今のドル建て相場の一方通行状態のようだった。以前ここに書いたようにインドや湾岸産油国など主要な金の消費地では、価格見通しを強気に変える例が広がっているが、投資家の売り殺到がメディアで伝えられている日本国内でも「買い」が入ってきており、しかもそれは大口という話を聞いた。この辺りはコメントにあった「現物現場情報」と同じ。取扱会社により必ずしも一律ではないのは言うまでもないが、件数で勝る純金積立などの換金増加の一方、地金のまとめ買いが散見されるということらしい。資産家ほどインフレや金融リスクなどに敏感であるのは、内外を問わない特徴。国内も“右向け右”的な一方通行的な投資行動ではなく、売り買いが交錯する2ウェイ相場の“兆(きざ)し”がやっと出てきたということか。いずれ「高くなればもっと買いたくなる金」になると思っているのだが・・・。2ウェイ市場の出現は、金ETFの国内での本格普及がその道筋をつけるものと思う。それは市場の成熟度を表すものでもある。
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過剰流動の巻き戻しなので多少の注意というか警戒していましたが、恐るべき下落圧力です。これで終わりなのか始まりなのかわからない点で注意が必要ですね。アメリカ消費減少による世界的過剰生産力に関心が移ってます。日本もそうですが、中国株の動きが気がかりです。ただ、世界一弱い日本株が底打たないとトレンドの転換は難しいのかなと思ってます。