30日はICEフューチャーズの主要6通貨に対するドル指数(DXY)が、ついに終日100ポイント超ということになった。ただし、まだ今年3月の高値100.40は抜いていないが、時間の問題か。年始から11月30日までNY金(コメックス、中心限月)は10.0%の下げとなった。逆にドル指数は11.4%の上昇で見事に逆相関。ドルの独歩高は米欧の逆向き政策の登場ということで、すでに金利(債券相場)が動いており理屈の上では、そうでしょうという展開。現実にそれが起きた場合の動きは、理屈どおりに動くか否かは思惑含みの取引がどう動くかにもより、そうはならない可能性も。
金についても以前からの見方は変わらず、今週あるいはFOMCまでに安値を出し切ると思う。利上げが先送りされるほどに結果的に下値を深くすることになった。上海市場のプレミアムが前週より1~2ドル拡大しており引き合いは強いと見られる。英国⇒スイス⇒HKあるいはドバイといった地金の空輸が活発化しているのは間違いなかろう。
それにしてもドル高自体が米国景気にとっては引き締め効果のようなもので、このハンディを米国内需が跳ね返すことが出来るのか。
昨夜のシカゴ地区のPMI(景況指数)が予想外の低下で10月の56.2から48.7に下げ幅も大きかった。新規受注が前月の59.4から15.3ポイントも低下し44.1となったことが響いたようだが、今夜のISM製造業景況指数は果たしてどうなるか。中古住宅販売も利上げをにらんだ駆け込み購入も一巡したのかも。構造的低成長というかスピード感が出ない。
人民元のSDR採用は、予想されていた通り。中国もこれからが大変。
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くれぐれもお体ご自愛くださいませ。