週末8月21日のNY市場の金価格は急騰。スポット価格は前日比12.7ドル高い953.2ドルに。NYコメックスの先物価格は13ドル高で954.7ドルに。ファンドのショートカバー(売り建て玉の買い戻し)に新規の買いが値を押し上げた形だが、背景には株高に象徴されるリスク志向の復活があると通信社の市況は解説する。
たしかに、リスク投資志向の回復は、それにともないドルに逃げていた資金が他の投資に向かう際にドル安が起きる。例えばドル資産に逃避していた資金がそこから新興国通貨に移動という際にドル売りが発生する。こうした資金の流れのなかでドル安が起き、金が買われる構図。過去1年以上にわたり散布されたドルキャッシュの多さが、ドルの先安観をサポートし金市場での強気のセンチメントを形作る。ただし、この日は時差の関係で先行して発表されたユーロ圏の(企業の)購買担当者景況指数(PMI)でドイツ、フランスの両国に目立った改善が見られたことからユーロが買われており、金市場ではNY時間入りとともに急騰状態となっていた。したがってNY現地時間の午前10時に発表された7月の中古住宅販売のデータ(前月比プラス7.2%で対前年同月比でも2005年11月以来となるプラス)やワイオミングのジャクソンホールでのバーナンキ発言の“ええとこ取り”で株価が各種指数ともに年初来高値更新したことは、その後の高値維持の材料といえるだろう。
ところでおととい米国での金融破綻の急増について書いたが、この週末も比較的大きめのものを含め4行が破たんしこれで年始から81行となった。中小金融機関では今頃になって保有する“傷んだ証券化商品”に端を発する化膿が広がっているイメージ。
たしかに、リスク投資志向の回復は、それにともないドルに逃げていた資金が他の投資に向かう際にドル安が起きる。例えばドル資産に逃避していた資金がそこから新興国通貨に移動という際にドル売りが発生する。こうした資金の流れのなかでドル安が起き、金が買われる構図。過去1年以上にわたり散布されたドルキャッシュの多さが、ドルの先安観をサポートし金市場での強気のセンチメントを形作る。ただし、この日は時差の関係で先行して発表されたユーロ圏の(企業の)購買担当者景況指数(PMI)でドイツ、フランスの両国に目立った改善が見られたことからユーロが買われており、金市場ではNY時間入りとともに急騰状態となっていた。したがってNY現地時間の午前10時に発表された7月の中古住宅販売のデータ(前月比プラス7.2%で対前年同月比でも2005年11月以来となるプラス)やワイオミングのジャクソンホールでのバーナンキ発言の“ええとこ取り”で株価が各種指数ともに年初来高値更新したことは、その後の高値維持の材料といえるだろう。
ところでおととい米国での金融破綻の急増について書いたが、この週末も比較的大きめのものを含め4行が破たんしこれで年始から81行となった。中小金融機関では今頃になって保有する“傷んだ証券化商品”に端を発する化膿が広がっているイメージ。
FDICの残高が予想通りだったとすると、この株高は理解できません。
金は暴騰すると予想しています。