日本時間の本日午前の早い段階で報じられた、中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の孟晩舟・最高財務責任者(CFO)が、米国側の要請でカナダのバンクーバーでカナダ当局により逮捕されたとのニュース。ファーウェイという名に、ここまでの展開から意外性はなかったが、このタイミングであることと、創業者の娘ということに意外性があった。
米国の対イラン制裁に違反した疑いが逮捕理由とされる。これに対し、中国側は釈放を求めている。米中間の緊張の高まりを誰もが考えるわけで、その後の市場でリスクオフ・センチメントが一気に広がったのは、当然だろう。いろいろ、重ならなくてもいいタイミングで、懸念材料が重なってしまうのも、相場の“あや”と思う。この身柄拘束劇については、この後の米中双方の対応、展開がどうなるかで米中間の間合いや、スタンスが明らかになりそうだ。10月以降のペンス発言からすると、米国側は強硬姿勢を維持しそうだ。
リスクオフの株安は、アジアから欧州へと広がっている。その一方で、米長期金利の下げも大きい。間もなく米国株が開くが長期金利は現時点で2.866%まで下がっている。欧州株が下げ幅を拡大しているので、NYも大きく売られそうだ。アジアではスマホ関連株の下げがきつかったようだが、アップルが売られれば今夜の米株の下げ幅も拡大しそうだ。
FRBのクラリダ副議長は、この主要株式指数の動向にも注視というスタンスと見られるので、利上げスタンスは維持したとしても、ペースは落ちると思われる。ドル指数の高止まりに上値を抑えられている金。ドル指数の強さは、ユーロの弱さを投影しただけで、ドル自体も弱っていることに目が向くと、金市場ではドル離れのショートカバー・ラり―が見られそうだ。
米国の対イラン制裁に違反した疑いが逮捕理由とされる。これに対し、中国側は釈放を求めている。米中間の緊張の高まりを誰もが考えるわけで、その後の市場でリスクオフ・センチメントが一気に広がったのは、当然だろう。いろいろ、重ならなくてもいいタイミングで、懸念材料が重なってしまうのも、相場の“あや”と思う。この身柄拘束劇については、この後の米中双方の対応、展開がどうなるかで米中間の間合いや、スタンスが明らかになりそうだ。10月以降のペンス発言からすると、米国側は強硬姿勢を維持しそうだ。
リスクオフの株安は、アジアから欧州へと広がっている。その一方で、米長期金利の下げも大きい。間もなく米国株が開くが長期金利は現時点で2.866%まで下がっている。欧州株が下げ幅を拡大しているので、NYも大きく売られそうだ。アジアではスマホ関連株の下げがきつかったようだが、アップルが売られれば今夜の米株の下げ幅も拡大しそうだ。
FRBのクラリダ副議長は、この主要株式指数の動向にも注視というスタンスと見られるので、利上げスタンスは維持したとしても、ペースは落ちると思われる。ドル指数の高止まりに上値を抑えられている金。ドル指数の強さは、ユーロの弱さを投影しただけで、ドル自体も弱っていることに目が向くと、金市場ではドル離れのショートカバー・ラり―が見られそうだ。