亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

高値更新

2006年01月26日 11時00分23秒 | 金市場
(10:45)さて金価格だが、日本時間昨夜のNYでザラバ(取引時間中)、引値ともに新高値に進んできた。昨夜更新時に書いたように、もろもろの金属類が買われるなかで、その流れが金市場にも波及したということで主導権を握っての上昇ではない。ただ、高値圏でのもみ合いを続けているなかでのことゆえ、発射台が高く、動意づけばすぐに高値突破というかたちになる。NYコメックス(商品市場)に焦点をしぼればシルバーが暴騰している。そちらに金も引っ張られた形だ。シルバーETFの組成が認められたという話は、話が進展しているという段階との発表があったが、コメックスを原市場とする金ETFが既に立ち上がっているので、同じアメリカン証券取引所への上場で話が進んでいるようだ。ところでもうひとつの金ETFであるNY証券取引所のstreetTRACKSの純資産がまた急増した。25日段階で312.13トンと前日比プラス18.58トンもの増加ぶり。大口の買いが、550ドル台の価格にもかかわらず入っていることを示す。他の市場でショート(空売り)ということや、その他の取引手法もあるので、それを頭に置いたとしても、金価格の強さを示すデータということになる。金ETF全体の数値も396.53トンに増えているのは、もっぱらこのNYの“sT(勝手に略してしまうが)”の増加が貢献してのもの。やはりNY市場なんだね。

一昨日から自分にしては珍しく体調不良で、久々に連日ビール1杯すら口にしない状態が続いている・・・といってもわずか3日間だけど。風邪の引きはじめかと警戒したが、そうでもなさそうで、ホッとしている。日曜日には京都での勉強会があるので風邪など引けないのです。今夕は松山へ移動して、明日は愛媛県東予市へ。

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2 コメント

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すごいですねぇ (GUN)
2006-01-26 21:09:33
こちらでsTのお話を聞いてから、データーを取るようになりましたが、550ドル台でも増えているんですね。

この価格帯では怖くて買えないです・・・。

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2月で一度スパークするか? (らんらん)
2006-02-01 22:11:35
550ドルでのもみ合いが続き、いよいよ570ドルにタッチ。そして日本ではまたもや円安ドル高。ということは・・・昨年11月後半の再来?
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