住宅関連データ軟化？

株安連鎖は日本時間の午後11時過ぎの時点で防がれ、NY株はプラスに転じている。昼間のアジアの時間帯から売りが先行していた金価格もこの時間になりプラスに転じて来た。今夜は米国では個人信用残の発表があるはずではなかったか。このデータも個人的には以前から追いかけて見ているもののひとつ。バランスシート調整とはいうものの、そこはアメリカのことゆえ、そう極端に落ちるものなのか否かと見ていたら落ちて驚いたということもあった。週末の小売売上高とも絡んでくるデータではある。

以前から米国住宅市場の各種データに要注目として、「金を見るのに米住宅市場を見る」という表題で株式関係の専門紙に原稿を書いたこともある。このところ、３月、４月と住宅着工にしても、一戸建て住宅販売また中古住宅販売とおおむねプラスを稼いできている。ただ、そこは昨年１１月終了予定を４月まで延長してきた初期取得の住宅減税が効いているということになっている。金額としては８０００ドルなのだが、この日本円にして７０万円ちょっとが全米規模では打ち切りを前に４月中は駆け込み需要を高めたとされる。さすがに高額物件がそろうNYなどでは、この金額ではインセンティブにはならないようだ。そこで５月に入ってからの状況を、先週末にWSJがレポートしているのを目にしたが、２０～３０％方落ちている様子。どの程度の落ち込みに至るか、また持ちこたえるのか、雇用統計などとの関連性もあり、欧州情勢からの株安なども心理的に響くと見られるため、これ以降のデータの注目度はあがろう。

アラララ、この時間になり金市場に動きアリ。。１２３０ドル突破。やはり。。