亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

郵政改革後退中

2006年12月17日 23時32分05秒 | トピック
15日金曜日夜は武道館で矢沢永吉コンサート(初めてだった、なかなか良かった)、昨日16日は大阪日帰り出張、そして本日はこの4月以来となるゴルフ・コンペに参加。更新が滞ってしまった。明日は午前中にBloombergTVの収録。こうして1日1日タンタンと日が過ぎて行く。きょうは事前に覚悟していた雨にも合わず、むしろ非常に暖かくラッキーだった。さてさてこの1週間いろいろなニュースがあり、ここではもっぱら自分の仕事に関連するものを取り上げるのが倣いのようになっているが、気になるニュースというのも他にもいろいろある。やっぱり!というか、読んでそうだろう!と思うと同時に何じゃ!これは!と思ったのが、15日に報じられた「信書便(注:個人宛の手紙をこう表現する、要は手紙)の民間参入先送り」というもの。いわゆる郵政改革のなかのひとつだが、早い話が郵便事業に民間の参入を認めようという法案が次期通常国会に提出されようとしていたが、自民党の反対で先送りになったというもの。「次期」を先送りなので再来年以降に先送るということ。そのうちウヤムヤになるんではないかな。郵政改革というと良くも悪くも小泉改革の旗頭だったけど、笑ってしまうのが総務省自体が自民内の空気を読んで、当初の方針から大きく後退させた検討案を提示したにもかかわらず、それすら自民党総務部会・郵政政策小委員会合同委員会は“蹴った”という話。12月15日の日経朝刊経済5面の記事を引用すると「規制緩和自体が地域や郵便の現場を混乱させる(出席議員)との声がほとんど。NTTの民営化などでは新規参入企業との競争で劇的な価格低下やサービス改善が進み、国民にも大きな恩恵がもたらされたが、そうした議論は置き去りだ」となっているが正論だよね。一国の首相がタウンミーティングの内容の責任とって報酬を返上という話も呆れたが(外交材料として国際的に恥ずかしい話と思う。この内閣はほんま“軽い”ね)、あれだけ改革、改革と騒いだが、急速に元の木阿弥状態が進み、後退のイメージは否めず感じが悪い。


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3 コメント

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Bloomberg ()
2006-12-19 19:11:52
以下のようなメールが来ていたので転載しておきます。いま見たら初回の放送は終わってますね。いやはや・・・・。今回も多分カメラ目線ではないでしょうね。なぜなら完全ロボット化スタジオにつき、どのカメラで撮っているかよく分からなかったのです。6分20秒などまさにあっという間です。

「19日(火)午前11:18が初回放送時間。以降複数回リピートさせて頂きます。         <07年見通しに関する予想レンジなど、コメントの一部>             
年末年始の特別番組(12月30日ー1月3日)の、商品相場展望の中で、他の商品、他
のゲストの方のコメントと合わせて複数回、放送させて頂きます。」          
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矢沢 ()
2006-12-19 19:07:41
これまでのコンサートを知らないので比較できませんが、チェコからのフル・オーケストラを構成に入れるなど、音もビジュアルも楽しめるコンサートでした。
行く前は、音楽版の“亀田のオヤジが100人状態”ではないかと、やや警戒しましたが杞憂でしたわ。
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矢沢永吉 (fairlane)
2006-12-18 12:10:56
矢沢永吉はオーストラリアのスタジオの一件から何か変わりまして、アルバムのYour Songs(3枚組み)はすばらしい出来でした。
矢沢、小田和正(今年も「クリスマスの贈り物」がTBSでオンエアーされます)、中島みゆきは自分の年代でも聴けますね。

ブルームバーグはストリーミング放送でPCから皆さん見れるので、できましたら放送時間の告知をお願いします。
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