亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

年内480ドル(GFMS)

2005年09月15日 16時52分22秒 | 金市場
(16:45)金市場が連日騒がしい。そう「騒がしい」というイメージ。いろいろ材料やニュースが飛び出してくる。まぁ時期的に上半期のデータが発表されたり、それに相乗りする形で各地区でコンファレンスが開かれたりというタイミングではある。
昨日は調査で知られるロンドンベースのGFMS(ゴールド・フィールズ・ミネラル・サービシーズ)が需給速報を発表した。旺盛な需要に支えられて金相場は年内に480ドルどころまで行くのではないかとしている。上半期で宝飾需要が200トン増加したが内インドだけで140トンの増加としている。この余勢をかって来年前半には500ドル乗せも考えられ、今や430ドルは押し目買いの水準としている。

まぁこの辺のことはここでも書いてきたのでいいとして、おそらく足元の価格水準ではさすがにインドの買いも引っ込んでいるものと思う。いまは湾岸マネーが熱いのではないか。とくにドバイでの取引が熱く、スイスから地金が“空を飛んでいる”のではないだろうか。

今日の東京市場(TOCOM)では13年6ヵ月ぶりの高値ということで、通信社の電話取材を受けたが、1600円クリアにどんな意味があるのかと聞かれたので、海外主導につき円ベースでの値位置に大きな意味はなく、買い方が皆儲かっていることに意味があると答えたら、先方はわかりやすいと笑っていた。細かくいうと新値更新で・・・・云々と講釈をたれることはできるが意味を感じなかった。海外の動き、それが全てで、海外をどう読むか、それが問題だ。
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