昨日見ものとして取り上げた15日発表の米経済指標は、報じられたように予想を上回る悪化を示すことになった。表紙の色からベージュブックと呼ばれ、月末のFOMC(連邦公開市場委員会)の政策論議の基礎資料となる「地区連銀経済報告」は、新型コロナ感染拡大により、米国の経済活動は「全ての地区で突然、急激に落ち込んだ」と表現した。まさにその通り、一斉にシュリンクしたわけで、それが人為的に起こされたことが誠に悩ましい。そして、「全ての地区で先行き見通し不透明感は極めて高いとの報告があり、多くの地区で状況は向こう数カ月で悪化するとの見方が示された」としている。
やはり相応の時間はかかるのは必定で、その間に如何に金融市場の反乱を抑えるかにFRBは、これでもか、これでもか、という緊急対応を繰り出し、なお何処かで煙がたってはいまいかと、目を皿にして監視(Vigilance)を続けている。怪しい動きがあると見るや、飛んで駆け付けるゴーストバスターズ状態。
同時に、その間に如何に経済をサポートするかで、各国政府は借金証書(国債)の増刷準備を進めている。こちらは出費の法案は通れど実行に時間を要することがネックだが、それは物理的にもやむなし。一方で危機のスピード感はこれまでにないもので、否が応でもお上(政府)にはプレッシャーがかかることに。我らの日本国は一律10万円を給付する案がにわかに飛び出してきたが、「この間」を支える施策として理解はできる。しかし、そんなカネどこにあるんだよ!と言いたくなる。FRBのジャンク債購入よりもこちらの方が、行きはよいよい帰りは怖いとなりそう。先の話ではあるが。
金が上がるわけだ。
足元でNY金は1760ドル台に突っかけてきている、このまま週次の失業保険新規申請件数の発表待ち。昨日の指標が軒並み悪かったので、結果によってはV字型回復という楽観論の後退を映す形で一昨日の1788.80の突破を試す動きか。
米国民の同胞の皆さん、あなたの国があなたのために何ができるかを問わないでほしい。 あなたがあなたの国のために何ができるかを問うてほしい。
(JFケネディ 大統領就任スピーチ)
やはり相応の時間はかかるのは必定で、その間に如何に金融市場の反乱を抑えるかにFRBは、これでもか、これでもか、という緊急対応を繰り出し、なお何処かで煙がたってはいまいかと、目を皿にして監視(Vigilance)を続けている。怪しい動きがあると見るや、飛んで駆け付けるゴーストバスターズ状態。
同時に、その間に如何に経済をサポートするかで、各国政府は借金証書(国債)の増刷準備を進めている。こちらは出費の法案は通れど実行に時間を要することがネックだが、それは物理的にもやむなし。一方で危機のスピード感はこれまでにないもので、否が応でもお上(政府)にはプレッシャーがかかることに。我らの日本国は一律10万円を給付する案がにわかに飛び出してきたが、「この間」を支える施策として理解はできる。しかし、そんなカネどこにあるんだよ!と言いたくなる。FRBのジャンク債購入よりもこちらの方が、行きはよいよい帰りは怖いとなりそう。先の話ではあるが。
金が上がるわけだ。
足元でNY金は1760ドル台に突っかけてきている、このまま週次の失業保険新規申請件数の発表待ち。昨日の指標が軒並み悪かったので、結果によってはV字型回復という楽観論の後退を映す形で一昨日の1788.80の突破を試す動きか。
米国民の同胞の皆さん、あなたの国があなたのために何ができるかを問わないでほしい。 あなたがあなたの国のために何ができるかを問うてほしい。
(JFケネディ 大統領就任スピーチ)