亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

スケールの大きな話

2005年07月06日 22時50分51秒 | トピック
(22:50)テンペル第一彗星、地球から約1億3千万キロ(月までの約342倍)、探査機(親機)は観測機(子機)の衝突を8千キロメートル先から観測、5百キロメートルの至近距離、彗星内部には約46億年前の物質が変化せず残っている可能性、秒速30キロメートルの彗星の軌道に秒速10キロメートルの観測機を乗せ、速度差を利用して追突させる、計画の総費用は3億3千万ドル(約370億円)で他のプロジェクトに比較して安くあがった・・・・。

とにかくニュースを読んで、出てくる単語とスケールの大きさに昔の科学少年はワクワクものだった。ほんまに。すごい!!ディープ・インパクトの話です。

誰がこんな計画を思いつき、どんな計算で彗星までの軌道を練り、実行し、そして成功させてしまうのか!!!子機が自ら方向を修正し彗星の軌道に乗る、飛散した物質を回収、しかも1億3千万キロ彼方で!それを親機は8千キロ先から見守る!、5百キロは至近だと。時速10万8千キロ!!のスピードで飛ぶ彗星に子機は時速3万6千キロのスピード・・・。総費用3億3千万ドルで安い・・・確かに!!!イラク(アフガン含む)で組まれた補正予算は総額800億ドル、÷365で1日あたり2.2億ドル(約240億円)。つまり、2日分でこのプロジェクトを実行でき、お釣が来る!!単純計算で240回もこの打ち上げができるぞ、しかも補正予算で!!これも驚きだ!何に、そんな金がかかるのか!まぁ、だから景気対策でもあると・・。

それにしても、久々にスケールの大きな話でした。明日は七夕・・・はやい!こっちも時速ウン万キロだ。
コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 政局? | トップ | シンディとデニス »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (HHmama)
2005-07-09 18:53:33
このニュースに悲しく暗い気分になったのは、私だけでしょか・・・/hiyo_shock1/}

ビックニュースではありましたが・・・

でも、“宇宙への夢”はいいですねぇ
返信する
どうして? ()
2005-07-09 22:12:20
HHmamaさん、どうしてこのニュースに悲しく暗くなるのでしょうか?・・そう言われてこういうことか、ああいうことか、な?と思いつくことはありまするが、当方はニュースに接してただワクワクと・・・。感性の問題かな?むむむっ。
返信する
感性・感覚?の違い (HHmama)
2005-07-10 14:06:20
ワクワク感はわかります。

でも・・・やっちゃいけない、犯しちゃいけない領域の事件のように感じたんです。

クローン人間と同じような・・・

わかります?
返信する
わかります ()
2005-07-12 20:16:46
正直に言って「ロシアの占星術師が提訴」のニュースに、そうか確かにそういう問題点はある、という認識でした。クローンなどは絶対反対でも、彼方の彗星というと、まずは生命体とは関係なさそうなので、そこまで考えなかったわけです。この実験はもともと軍事的な側面をあわせ持つもので、とにかく安く上げるというのが最近の傾向というのを後に知りました。地球から遠く離れ、さほど大きくない彗星とはいえ、衝突させて彗星の構成物質の調査以外にも軌道に影響を与えられるか否かの実験目的まで含むとなると(まさにディープインパクト)・・・。実はイラク戦を前にした時期に墜落してしまったコロンビア号について、何らかの意味合いを考えてしまった私ですが、今回はその面で無頓着でした。

返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

トピック」カテゴリの最新記事