10日のニュースで目に付いたのが、英国最大の自動車メーカー(と言ってもインドの自動車大手タタ・モーターズの傘下に入っているが)ジャガー・ランドローバー(JLR)がコベントリーにある本社をはじめ従業員の10%以上となる4500人の人員削減を計画というものがあった。昨年も1500人減らしたばかり。
背景にあるのがディーゼル車の販売不振で、欧州に加え中国での売り上げが落ちたことのよう。JLRによると、 . . . 本文を読む
このところのドル指数(DXY)の下げにその兆候が表れていたが、9日はドルが対ユーロを中心に売られ、昨年10月以来の安値をつけ、金が押し上げられることになった。複数の地区連銀総裁が利上げに慎重姿勢を示し、また日本時間の本日早朝に公開された12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨が、ハト派的な内容だったことを受け利上げ観測が後退。ユーロドルは1.15ドルを突破しこのところのレンジ相場を上放れ、 . . . 本文を読む
金関連の話題から書くと、昨年12月に中国人民銀行が10トン持ち分を増やしてたことが判明した。2016年10月を最後に買いはストップしていた。この間に継続的に買い増しを進めたロシアは直近で2066トンと2000トンを突破し、フランスに次ぐ世界6位の規模まで金準備を増やしている。手元の資料では中国は1852トンと見られる。
さて7日から北京で始まった次官級の米中通商協議は、貿易協議については合意に達 . . . 本文を読む
NY金は年始の取引開始から4営業日を経過し、この間のレンジは、おおむね1280~1300ドルの20ドル幅に収まっている。1290ドル台半ばからは売り物が控え、1300ドルが名実ともに強い節目になりつつある。
金ETFの最大銘柄「SPDR(スパイダー)ゴールド・シェア」は、7日はやや売られたが年始以降残高が増えており新規資金の流入が認められている。NY金先物も、昨年12月下旬以降の値動きからは、シ . . . 本文を読む
先週末の米12月の雇用統計は文句なしに強い結果となった。前月比での(非農業部門の)雇用者増加数は31万2000人となり、市場予想(17万5000人)を大きく上回るサプライズに。平均時給も前月比0.4%増、前年比3.2%増と予想を上回った。まだまだリーマン前には及ばないものの、安定的に3%台に乗っていることを思わせる。目を引いたのは、前月比で全体数字が+0.4%だが、これを業種別で見ると小売業が+1 . . . 本文を読む
3日のNY市場は、米国株安の中でNY金は静かに上値追いとなった。NYコメックス通常取引の終値は1294.80ドル。昨年6月14日に1300ドル割れを見て以来の戻り高値となる。さらに、NY時間外の本日日本時間の午前には、一時1300.40ドルまで買われた。これも昨年6月14日以来6カ月半ぶりの1300ドル台となる。ただし、急激なドル安円高に相殺され、本日から始まった円建て価格は下げとなった。
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本日1月3日の日本時間の午前早くの時間帯にドル円が暴落状態となった。商いの薄い所にまとまった売りが出され、急落すると追随売りが殺到し瞬時に値を消す、いわゆる「Flash Crash(フラッシュ・クラッシュ)」状態となった。2日のNYの時間帯に109円割れを見た後に109円台前半で2日の取引を終えていた為替市場では、108円台後半から(自分は見ていないが)一気に(わずか1分程度で)104円台まで売り . . . 本文を読む
NY市場は1月1日のみ新年の休日。12月31日も薄商いながら取引は行われ、NY金の通常取引(清算値)は1281.30ドルで終了となった。結局、20数ドル足らず年足では陰線となった。最終クォーター(10-12月期)で多くのものが値を崩す中で、逆に回復したことで、新しい年に向けて浮上のトレンドを示すことになった。
それでもNY金の上値が限定的なものに終わったのは、DXY(ドル指数)との絡みで売り買 . . . 本文を読む